最適な環境でSpeaking Testを受けるために必要な準備とは?

投稿 更新
Category:
テスト全般

contents section

Share

PROGOSやVERSANTなどのオンラインでのスピーキングテストを受験する時に、どのような準備が必要なのか、気にされる方が多くいらっしゃると思います。

「今自分が持っている環境で十分なのか?」「何か追加で購入する必要があるのか?」と心配になりますよね。

実は、オンラインでのスピーキングテストはスマホ1台でも受験することが可能です。
(VERSANTの場合は専用アプリのインストールが必要)

ただし、スマホでの受験は画面が小さいことや集音の問題が発生する場合があるため、ベストな環境でスピーキングテストに挑むのであれば、パソコンを使用してヘッドセットやWebカメラを用意した方が良いでしょう。

また使用されているネット環境などによっても、テスト中に接続が切れてしまうリスクがあり、気にしておく必要はあります。

そこで今回は、ベストな環境でスピーキングテストを受験するために“必要な準備”について紹介します。

ベストな環境でスピーキングテストに臨めば、スコアアップの近道になるので、ぜひ受験日までに必要な準備をしてください。

集中出来る環境を用意する

当たり前と言えば当たり前なのですが、受験する際に使用する部屋の環境はとても大事です。特に雑音がある部屋での受験はとても危険です。問題文が一部音声で読まれるものもあるので、リスニングが上手くいかずに設問を落としてしまう危険性もあります。

さらにオンラインのスピーキングテストでは、発話の音声を解析してスピーキングの流暢さを判定しているため、声に雑音が乗ってしまうと上手く判定されず、実力よりもスコアを落とされてしまうかもしれません。

またテスト中は20分間何があっても中断することは出来ません。思わぬ割り込みが入らないか、入念にチェックしてからテストを開始しましょう。

スマホの電源は切っているか?宅配便が届く予定はないか?キッチンの火は止めているか?など、しっかりと確認が必要です。

パソコンまたはスマホ、タブレットを用意する

冒頭でもお話ししましたとおり、オンラインのスピーキングテスト自体はスマホ・タブレットでも受験が可能です。もし受験日までにパソコンが用意できない方は、スマホ・タブレットで受験するのもありかと思います。

しかしベストな環境で受験をするにはパソコンがお勧めです。ただしパソコンを使えばそれでOKということでもなく、パソコンにも使用前に注意すべきいくつかのポイントがあります。パソコンを使用して受験をする際には以下をご確認ください。


・バッテリーは十分に充電されているか
念のためにバッテリーコードを差した状態で受験するのが安全です。
・余計なアプリケーションが立ち上がっていないか
余計なアプリケーションが多く立ち上がっていると、PCのパフォーマンスが低下して音声の再生などが途切れてしまう危険性がありますので、なるべく全てのアプリを閉じた方が良いです。
・ハードディスクの容量は十分にあるか
こちらもハードディスクがフル状態になっていると、PCのパフォーマンス低下に繋がるので一応気にかけておきましょう。
・音声の入出力は正常に行えているか
テストの受験前にチェックテストが入るのですが、念のため事前にも確認しておきましょう。

ネット回線を用意する

オンラインでのスピーキングテストにはネット回線が必須になります。
音声だけのやりとりになりますので、そこまで通信量は多くありませんが、もし切断されてしまったら大変な事故になります。切断の心配が無い安定したネット回線を使用するのがベストでしょう。


もしスマホ・タブレットを使用して受験する場合は4G,5G,Wi-fiなどに接続する形になると思いますが、普段使っていて最も切断が少ない回線を選択した方が良いでしょう。


またパソコンを使用して受験する場合ですが、スマホ・タブレットのようにWi-fiに接続することも出来るのですが、ぜひ有線LANでの接続をお勧めします。
有線LANですとモデムとPCをケーブルで繋げなければならないので、場所の制約が出来てきしまうかもしれませんが、もし可能でしたら有線LANを使用するのが無難です。


Wi-fi等に無線LANと比べて通信速度が速いだけでなく、電波障害などによって通信が遮断されるリスクが低いため、一瞬でも回線が落ちてしまうと事故になるスピーキングテストにおいて通信の安定性はとても重要です。

ヘッドセットを用意する

主にパソコンを使用しての場合ですが、スピーキングテストを実施する際にはヘッドセットを使用するのがお勧めです。
理由としましては、パソコンに標準搭載されているマイクとスピーカーを使って受験することも可能なのですが、基本的にスペックが低めのものが多く、発音認識やリスニングで不利になってしまうからです。


どのようなヘッドセットを準備すべきかどうかは、周囲の受講環境や個人の好みによって判断することをおすすめします。
特に周りの音が気になるような場所で受ける方は、パソコンに内蔵されたマイクでは周りの音や生活音を拾いやすいため、ヘッドセットの使用が特に必要です。
ヘッドセットを使用すれば、自分の声がクリアに伝わるだけでなく、出題時にリスニングが必要なパートで英語ので音声をしっかり聞き取ることができます。

ヘッドセットの良い選び方につきましてはこちらの記事にまとめていますので、是非参考にして頂ければと思います。

メモと筆記用具、飲み物を用意する

スピーキングテストは始まると20分間髪入れず問題が進行していきます。
途中で、「あっあれを用意しておくのを忘れた」となっても、パソコンの前から離れるわけにはいきません。テスト中に必要になりそうなものは事前に手の届く範囲に配置しておきましょう。
テスト中にあると便利なものとして、まずメモと筆記用具があります。


例えばVERSANTテストのパートEにはリスニングした内容を自分でサマライズして、30秒で自分の言葉で伝え直すという出題があります。こういった場面で忘れやすい登場人物の名前や地名などを軽くメモしておけば、その後の回答がやりやすくなります。


また飲み物も重要です。スピーキングテストでは20分間でかなりの量の発声をすることになります。そうすると途中で喉の渇きによってコンディションが悪くなり、結果的に発話の流暢さで減点に繋がってしまうかもしれません。当然テスト中に立ち上がって飲み物を取りに行く時間はありませんので、事前に手元に用意しておくことが重要です。

発声練習をしておく

オンラインのスピーキングテストでは、どういう訳か序盤のパートに発音のレベルチェックが出てくるという共通点があります。

■TOEICスピーキングテスト
パート1:アナウンスや広告などの短い英文を音読します。
■VERSANT
パートA:8つの短い英文を音読します。
PROGOS
パート2:表示された文章を発話します。

始まるとすぐに発音チェックが始まりますので、緊張や喉の詰まりなどで出だしからつまずいてしまうと、発音パートのスコアダウンだけでなく、その後のパートまで引きずってしまう可能性があります。
もし時間があれば、スピーキングテスト前にある程度の発声ウォーミングアップをしておくことをお勧め致します。


発声ウォーミングアップに最も適切なのは「シャドーイング」と言われる発声練習になります。
シャドーイングとは、聞き取った英語をそのまま真似して発音するトレーニングです。
一見簡単そうにも思えますが、実際やってみると発話時の口の動きがとてもスムーズになります。
イングリッシュブートキャンプのYoutubeチャンネルにもにもシャドーイング教材が大量にアップされていますので無料で実施可能です。
ぜひこちらもご活用ください。
「イングリッシュブートキャンプYoutubeチャンネル」
https://www.youtube.com/c/EnglishbootcampTV

まとめ

いかがでしたでしょうか。オンラインのスピーキングテストは事前の準備によってスコアアップをより確実なものとすることが出来ます。
全てを網羅するのは難しいという方でも、ぜひ出来ることから取り組んでいただけると良いかと思います。

Category:
テスト全般
Follow

3ヶ月短期スピーキングテスト対策コース

オンライン完結3ヶ月で英語スピーキングテストをスコアアップさせる短期集中トレーニングプログラム

related post

関連記事

  • GTECスピーキングテストの3種の違いと

    「GTECのスピーキングテストは、どんな問題が出るのだろう」 「大学入試の出願でGTECのスコアが使えるみたいだけれど、どのテストを受けたらいいんだろう」と思ったことはありませんか? GTECは、小学生から社会人まで幅広い年齢層が受験するテストです。年齢層や英語レベル別に3種類、10個の問題タイプに分かれているため、もっとも適切なものを選んで受ける必要があります。 この記事では

  • TOEFLスピーキングの出題形式と対策に

    「TOEFLのスピーキングテストが難しい」という声をよく聞きます。 実際、TOEFLのなかでもっとも難しいセクションのひとつとしてあげられるのが、スピーキングセクションです。準備時間がほとんどない中で、すぐに文章を構成して発話する必要があるため、普段から戦略的に準備し、練習を重ねることが重要といえます。 この記事では、TOEFLの概要やスピーキングセクションの問題例、対策方法などを紹

  • IELTSスピーキングの出題形式と対策に

    「IELTSのスピーキングテストが難しい」という声をよく聞きます。 IELTSのスピーキングテストは試験官との自由会話というイメージが強く、とらえどころがないと感じる人がいるかもしれません。しかし、ポイントを押さえておくことで話しやすくなり、高得点につながります。 短い準備時間で話す内容をまとめる必要があるため、普段から戦略的に準備し、練習を重ねることが大切です。 この記事では

  • 転職にも有利な英語力指標!PROGOSで

    「TOEICのスコアが700点・・・と言われても、実際に英語を使ってどんなことができるの?」 「これまでに培ってきた英語スキル、客観的な指標を使ってもっと具体的にアピールしたい」 このように感じたことはありませんか? 試験の点数だけを聞いても、その人が英語を用いて何ができるのかまでは分かりません。「実際に何ができるのか」が明確に分かれば、評価をする側とされる側、どちらにとっても大きな

  • TOEICスピーキングテストは「手持ちの

    Listening & Reading Test(以下、TOEIC L&R)として有名なTOEIC ですが、オンライン会議化が進み、近年スピーキングテストにも注目が集まっています。 そこで、今回はTOEIC Programを日本で普及しているIIBC IP事業本部 IP普及ユニットマネージャーの永井様にTOEIC Speaking Testの特徴や試験対策、活用方法などを伺

  • Linguaskill Business

    「英語を話せると思って採用したのに、仕事に入ったら全く英語が使えず困った」 このように感じている企業の採用担当者が増えていると言われています。TOEICや英検をはじめとするテストで良いスコアや級を取得することは素晴らしいですが、実際に英語を話せるかどうかはまた別なのです。 ビジネスの現場で使える英語力を測定するテストとして世界的に有名なものに、Linguaskill Business