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3ヶ月集中スピーキングテスト対策コース
3ヶ月集中スピーキングテスト対策コース
「英語を話せると思って採用したのに、仕事に入ったら全く英語が使えず困った」 このように感じている企業の採用担当者が増えていると言われています。TOEICや英検をはじめとするテストで良いスコアや級を取得することは素晴らしいですが、実際に英語を話せるかどうかはまた別なのです。 ビジネスの現場で使える英語力を測定するテストとして世界的に有名なものに、Linguaskill Business(リンガスキルビジネス)という試験があります。 企業としては、ビジネスの場面で英語が使える人材を発見することができ、受験者は就職や転職活動時のアピール材料として、あるいは英語学習のペースメーカーとしてLinguaskill Businessを活用することができます。 この記事では、Linguaskill Businessの概要やテストの構成、結果判定方法などについてお伝えしていきます。 Linguaskill Businessスピーキングテストとは? Linguaskill Businessは、ビジネスの場面で必要となる英語のコミュニケーションスキルを測定するテストです。そのため、テスト内容はビジネスに関する実務的なものとなります。 英検やTOEICに比べると、まだ日本での認知度は低いかもしれません。しかし、ケンブリッジ大学英語検定機構が開発したテストで、ヨーロッパやアジアなど多くの国の企業を中心に採用されており、年間約150万人がLinguaskill Businessを受験しています。 このように、Linguaskill Businessはビジネスに直結した英語力を測るテストのため、日本でも三井物産をはじめとする多くの企業が導入し、採用時やグローバル人材育成の研修時などに活用しています。 画像:Linguaskill Business公式ホームページより引用 ちなみに、Linguaskill Businessは英語4技能のスキルを測るテストですが、好きなスキルのみを選んで受験することも可能です。つまり、スピーキングテストのみを受験したい場合は、ほかのリーディング、リスニング、ライティングの試験を受ける必要はありません。 Linguaskill Businessの評価は、世界基準であるCEFRに基づいて行われるため、国際的な基準で英語力を確認できます。また、合わせてケンブリッジ英検でも用いられているCambridge English Scaleのスコアも表示されます。 もっと詳しくLinguaskill Businessについて知りたい場合は、全編英語となりますが、公式動画をチェックしてみてください。 Linguaskill Businessのテスト概要 それでは、Linguaskill Businessのテスト概要を見ていきましょう。 下の一覧表をご覧ください。 受験資格特になし料金・リーディング&リスニング:2900円・スピーキング:6900円・ライティング:3900円【セット割引】・リーディング&リスニング+スピーキング:8900円(900円割引)・リーディング&リスニング+ライティング:5900円(900円割引)・4技能すべて:11900円(1800円割引)受験可能時間・団体:相談の上、希望の日時・会場にて実施・個人(会場受験):東京と大阪で実施・個人(リモート受験):24時間受験可能受験時間・リーディング&リスニング約60~90分・スピーキング約15分・ライティング約45分結果返却受験終了3営業日後使用可能デバイスパソコン出題内容ビジネス英語採点方法AIによる自動採点と試験官による採点(ハイブリッド)評価方法CEFR(A1〜C2ランク)で評価 上記の一覧表を見て頂くと分かるように、Linguaskill Businessは団体と個人で受験方法が異なります。個人受験でリモートを選択した場合は、24時間いつでも受験可能です。 会場受験を選択する場合、試験スケジュール表はこちらになります。1か月に1回のペースで試験が行われており、平日実施の月と週末実施の月がありますので注意してください。 テストは4技能すべて受験することも可能ですし、好きなものだけを選んで受けることもできますが、リーディングとリスニングについては、必ず2技能をセットで受験する必要があります。 Linguaskill Businessの問題構成 それでは、Linguaskill Businessの出題形式や構成について説明していきます。 内容問題数回答時間Part 1インタビュー8問設問1~4:各10秒設問5~8:各20秒Part 2音読8問各10秒Part 3プレゼンテーション1問60秒(準備別途40秒)Part 4グラフを用いたプレゼンテーション1問60秒(準備別途60秒)Part 5コミュニケーション5問各20秒(準備別途40秒) すべて、パソコン画面に表示される問題文を読み、マイクとヘッドセットを使って回答を録音します。 スピーキングテストについての詳しいチュートリアルが公式サイトに掲載されていますので、ぜひご覧ください。 Linguaskill Businessスピーキングテストの問題例 それぞれのパートではどのような問題が出題されるか、以下で解説していきます。 Part1の問題例 自分自身について短い質問がなされるので、それに対して英語で答えます。前半の4問は各10秒、後半の4問は各20秒の持ち時間があるので、目いっぱい使って話をしましょう。なお、最初の2問は採点されません。採点対象となるのは残りの8問です。 ちなみにチュートリアルでは、Question1は”What’s your name?”でした。 ほかには、出身地や仕事内容、将来のキャリアプランなどについて問われるようです。 Part1については「自分自身のことを話す」と決まっていますので、出身地や趣味について、仕事について話ができるように準備しておきましょう。 とくに、Linguaskill Businessはビジネス場面の英語力を測定するため、仕事関係の質問が多い可能性があります。どんな仕事をしていて、何がきっかけでその仕事をするようになったのか、今後はどのように働いていきたいかなど、細かい点まで話ができるよう準備しておいてください。 Part2の問題例 画面に表示された英文を音読します。サンプル問題では、”The team needs sales staff who can speak more than one language.”という文章が表示されていました。 発音が評価されますので、慌てずにハッキリとした声で読み上げましょう。対策法としては、オンライン英会話などで直接ネイティブスピーカーから指導を受けるほか、発音チェックができるスマホアプリなどを利用することをお勧めします。 Part3の問題例 与えられたトピックについて、40秒間の準備後、1分間のプレゼンテーションを行います。論理的にプレゼンテーションが行われているかどうかや、文法の正しさや語彙力についても判定されます。 サンプル問題では、”Talk about a training course you have attended for your work.”(あなたが仕事で参加したトレーニングコースについて話してください)というトピックが与えられました。 回答には、以下の3点を含めるように指示があります。 You should say: ・what the course was(コースはどうだったか) ・why you did the course(なぜそのコースを受講したのか) ・whether you would recommend this course(このコースをお勧めするかどうか) 何について話すべきかが提示されているため、後述するPart4よりも取り組みやすい問題です。しかし、話し慣れていないと時間内に3つのポイントをまとめることができず、減点となってしまいます。 対策としては、最初と終わりにはこう話すというテンプレートを作成しておきましょう。「これから〇〇について話します」と述べた後に、「まず最初に・・次に・・最後に・・」と述べて、「以上で終わります。聞いてくださってありがとうございました」と締める。 このようなテンプレートを作成し、様々なテーマで回答ができるように練習を重ねておくことをお勧めします。 ちなみに、回答内容は本当のことではなくても構いません。上記のサンプルであれば、「なぜそのコースを受講したのか」と問われ、「受けたくなかったが、上司から強制されたので仕方なく」とは答えられませんよね? 仮にそうだったとしても、「コースに含まれていた〇〇というプログラムが、私が担当している〇〇という業務の効率向上に役立つものだったからです」などと答える必要があります。 Part4の問題例 グラフから読み取れる内容について、分かりやすく説明していきます。サンプル問題では、ある会社に4年間で寄せられた苦情の種類や割合についてのグラフが示され、4年の間に苦情の種類がどう変化したのかについて述べるようになっていました。 Part3とは異なり、答えるべきポイントが細かく指定されていません。しかし、Part3と同様テンプレートを作成しておくことで、回答しやすくなるでしょう。 具体的には、「何についてのグラフなのか」「グラフで述べられている内容」「減った、増えたなど数字の変化があった箇所についての説明」を必ず入れるようにしてください。 サンプル問題であれば、”types of complaints”(苦情の種類)という見出しがついていますが、この見出しは必ず回答に含めましょう。 Part5の問題例 提示されたトピックに関するロールプレイを行います。 サンプル問題は、以下のようになっていました。 “A business owner is thinking about using sponsorship to publicise his company. He wants to find out your opinion about the best way to organise a sponsorship programme.” He will ask you questions about: ・benefits for companies ・who to sponsor ・length of sponsorship ・possible problems ・judging success 自分の意見とその根拠を述べ、具体例も合わせて述べることができると高評価につながると考えられます。しかし、どのような問題が出るかは分かりませんし、事前に対策するのは難しいでしょう。 Part4までの準備を重ねておくと、英語を話すことに対する抵抗感が薄れてくるはずです。Part5の準備よりもまずは、Part4までに集中して対策することをお勧めします。 公式サイトでは、オンライン版のサンプルテストを公開中です。実際にどのような問題が出題されるのか、受験前に必ず確認しておいてください。 結果はどのように表示されるのか? Linguaskill Businessの評価は、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に基づき評価が行われ、以下のような結果シートが送付されます。 画像:Linguaskill Business公式サイトより引用 最高でC1レベルまでの判定がなされますが、詳しい評価基準はこちらから確認してください(英文)。 まとめ この記事では、ビジネスシーンでの英語スピーキング能力を測るテスト、Linguaskill Business(リンガスキルビジネス)についてご紹介してきました。 世界的によく知られているテストで、日本でも三井物産など導入企業が増えてきています。就職希望者や社員の英語スピーキング力を的確に判断することができるようになるため、採用時やグローバル人材育成の研修時などに活用されています。 この記事が、Linguaskill Businessに興味のある方にとってお役に立てたら幸いです。
「社員を海外出張させたいのだけれど、英語力がどのくらいあるのかよくわからない。本当に出張させても大丈夫だろうか?」 このように感じたことはありませんか?英語の資格試験で良いスコアを取得しているのと、実際に英語が話せるかどうかは別問題だと言われています。 アルク社が実施しているTSSTというスピーキングテストは、24時間電話での受験が可能です。特定の分野に限らず多くのジャンルから出題されるため、純粋な英語運用能力を測定することができます。 また、受験後に返却される結果シートには、レベルだけではなく意識すべきことについてのコメントや、英語力をアップさせるために必要なトレーニング方法が記載されており役立ちます。 この記事では、TSSTの概要やテストの構成、結果判定方法などについてお伝えしていきます。 TSSTスピーキングとは? TSSTとは、英語教育事業を行っているアルク社が実施しているスピーキング力を測るテストです。個人、法人とも受験が可能ですが、法人を中心に年間約1万人が受験しています。 24時間どこからでも電話で受験が可能なため、会場手配や受験者のスケジュール調整が不要です。そのため法人での実施が多く、社内研修の効果測定や海外赴任選抜などに利用されています。 電話越しに質問を聞いたらすぐに回答する必要があるため、自分の考えを瞬時に伝える能力が必要です。実際の会話でも考える時間が十分にないまま話し出すため、とても実践的なテストと言えるでしょう。 TSSTではスピーキング力を正確に測るために、ビジネスや趣味などさまざまな話題について10個の質問がなされます。そのため、特定の分野に知識があるかどうかで試験結果に差が出ることはありません。あらゆる話題について、その場で英語をどれだけ適切に使えるかが問われるのです。 試験結果は、9段階評価と100~995点のスコア表記の2パターンで行われます。評価項目別にできていることと今後の課題、学習方法が提示されるため、受験後にどうやって英語力を伸ばしていったら良いかが分かるのも特徴です。 TSSTのテスト概要 それでは、TSSTスピーキングテストの概要を見ていきましょう。 下の一覧表をご覧ください。 受験資格特になし料金法人:税込7700円個人:税込8800円受験可能時間24時間いつでも※詳しい実施スケジュールはこちら受験時間約15分間結果返却受験期間終了後、約10日後使用可能デバイス電話出題内容ビジネスや日常生活など多様なテーマに関する質問(10題)採点方法試験官3名による採点評価方法・評価 Level 1 (初級) ~ Level 9 (上級) までの9段階・100~995点のスコア(5点刻み) 上記の一覧表を見て頂くと分かるように、TSSTの大きな特徴は「24時間いつでも」「どの場所からも」受験が可能で、全問が自由発話形式であることが挙げられます。多様なテーマに関して英語で回答するため、純粋な口頭運用能力が計測できます。 TSSTスピーキングテストの問題構成 それでは、TSSTの出題形式や構成について説明していきます。 内容問題数回答時間一問一答形式10問各45秒 TSSTは、他社の多くのスピーキングテストとは異なり、問題構成がとてもシンプルです。質問を聞いたらすぐに英語で回答します(45秒間)。 多くのスピーキングテストでは考えをまとめる時間が与えられますが、TSSTでは問題を聞き終えたらすぐに回答しなくてはなりません。 問題は難易度別にグループ分けされており、コンピューターが自動的に抽出します。リスニング力に左右されないよう、設問は日本語と英語の両方で読み上げられます。 TSSTスピーキングテストの問題例と対策 TSSTでは、以下のように多ジャンルから出題されます。 説明する問題 ・あなたの趣味について話してください ・あなたの大切な人について話してください ・あなたは週末どのように過ごしますか ・あなたの住んでいるエリアについて話してください 意見を述べる問題 ・家に友人を招くのは好きですか?それはなぜですか? ・スポーツ観戦は、テレビと生とどちらが好きですか?それはなぜですか? ・英語以外の言語を学ぶとしたら、何語を学びたいですか?それはなぜですか? ・出張に行くのは好きですか?それはなぜですか? 問題への対応について述べる問題 ・友人と意見が食い違い、険悪なムードになりそうです。あなたはどう対応しますか? ・待ち合わせをしている友人が現れず、連絡もつかない場合、あなたはどう対応しますか? ・友人が「近所の人がうるさくて困っている、どうしたら良いと思う?」と聞いてきました。あなたはどう答えますか? もっと詳しく出題内容などについて知りたい場合は、公式サイトにサンプル問題が掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。 TSSTスピーキングテストの対策 TSSTでは多くの問題が用意されているため、答えやすい問題もあれば、考えたこともないようなことを聞かれる可能性もあります。 考えをまとめる時間が与えられないまま45秒間話し続けるため、高度な回答が求められているわけではありません。 実際に相手と話をする際に、関係ない話をしたり、何も話さずに黙り込んでしまったりするのは失礼だということは想像がつくでしょう。可能な限り、質問に対して詳しく、わかりやすく答えることができればベストです。45秒間で話し切ることができなくても構いません。具体例を使うなどして、相手に理解してもらえるように意識して話してみてください。 日常でできるTSSTの対策 実際にどのような問題が出題されるかは、スピーキングテストを受験するまでわかりません。日常的にできる対策としては、趣味や家族、仕事など自己紹介の際にも必要になる内容については、英語で話をできるようにしておきましょう。 また、使える英文を増やしていくことが大切です。具体的には、瞬間英作文などの練習をしていきましょう。瞬間英作文では、簡単な文型の英文をスピーディーに発話していきます。 日本語をいちいち英語に置き換えるのではなく、頭の中でイメージして英語を英語のまま話す練習を積み重ねていくことで、サッと英語が口から出てくるようになるので、ぜひ実践してください。 そして、オンライン英会話などを利用し、英語を話す機会を作りましょう。TSSTでは目の前に相手がいると仮定して、その相手が理解できるよう具体的に話をすることが高得点につながります。瞬間英作文の練習も大事ですが、ぜひ実際に英語を話すようにしていってください。 結果はどのように表示されるのか? TSSTでは、その場で瞬時に話し伝える能力を、以下の4つの基準により総合評価しています。 言語機能理由や意見を述べる、問題解決のために提案する、手順を説明する、苦情を言うなど話題および場面聞かれている内容について話ができているかテキストタイプ話の流れがわかりやすいか、単語やフレーズはどのようなものを使っているか、短い文章か長い文章かなど正確さ文法、語彙、発音、流暢さなど 受験者には、以下のような結果シートが返却されます。結果だけではなく、学習アドバイスが記されているのも特徴です。 画像:TSST公式サイトより引用 このほか、評価項目別にできていることや意識すべきことについてのコメントや、弱点に合わせた効果的なトレーニング方法(音読やオーバーラッピング、1分間スピーキングなど)が提示されます。 レベルは1〜3(初級)、4〜8(中級)、9(上級)の9段階で表示され、レベル4以上が英語を使った国内業務の目安、レベル5以上が海外出張の目安、レベル6以上が海外赴任の目安です。 詳しいレベル概要については、公式ホームページに説明およびサンプル音声がありますので、ぜひ参考にしてください。 まとめ この記事では、アルク社が実施している英語スピーキング能力を測るテスト、TSSTについてご紹介してきました。 電話で24時間どこからでも受験でき、あらゆるジャンルについての英語運用能力を測定します。日頃の英語学習の成果をチェックするのにもとても有用と言えるでしょう。 また、企業でも採用や研修などで利用することで、就職希望者や社員の英語スピーキング力を的確に判断することができるようになります。 この記事が、TSSTに興味のある方にとってお役に立てたら幸いです。
「英語を話せると思って採用したのに、仕事に入ったら全く英語が使えず困った」 このように感じている企業の採用担当者が増えていると言われています。TOEICや英検をはじめとするテストで良いスコアや級を取得することは素晴らしいですが、実際に英語を話せるかどうかはまた別なのです。 ビジネスの現場で使える英語力を測定するテストとして世界的に有名なものに、Linguaskill Business(リンガスキルビジネス)という試験があります。 企業としては、ビジネスの場面で英語が使える人材を発見することができ、受験者は就職や転職活動時のアピール材料として、あるいは英語学習のペースメーカーとしてLinguaskill Businessを活用することができます。 この記事では、Linguaskill Businessの概要やテストの構成、結果判定方法などについてお伝えしていきます。 Linguaskill Businessスピーキングテストとは? Linguaskill Businessは、ビジネスの場面で必要となる英語のコミュニケーションスキルを測定するテストです。そのため、テスト内容はビジネスに関する実務的なものとなります。 英検やTOEICに比べると、まだ日本での認知度は低いかもしれません。しかし、ケンブリッジ大学英語検定機構が開発したテストで、ヨーロッパやアジアなど多くの国の企業を中心に採用されており、年間約150万人がLinguaskill Businessを受験しています。 このように、Linguaskill Businessはビジネスに直結した英語力を測るテストのため、日本でも三井物産をはじめとする多くの企業が導入し、採用時やグローバル人材育成の研修時などに活用しています。 画像:Linguaskill Business公式ホームページより引用 ちなみに、Linguaskill Businessは英語4技能のスキルを測るテストですが、好きなスキルのみを選んで受験することも可能です。つまり、スピーキングテストのみを受験したい場合は、ほかのリーディング、リスニング、ライティングの試験を受ける必要はありません。 Linguaskill Businessの評価は、世界基準であるCEFRに基づいて行われるため、国際的な基準で英語力を確認できます。また、合わせてケンブリッジ英検でも用いられているCambridge English Scaleのスコアも表示されます。 もっと詳しくLinguaskill Businessについて知りたい場合は、全編英語となりますが、公式動画をチェックしてみてください。 Linguaskill Businessのテスト概要 それでは、Linguaskill Businessのテスト概要を見ていきましょう。 下の一覧表をご覧ください。 受験資格特になし料金・リーディング&リスニング:2900円・スピーキング:6900円・ライティング:3900円【セット割引】・リーディング&リスニング+スピーキング:8900円(900円割引)・リーディング&リスニング+ライティング:5900円(900円割引)・4技能すべて:11900円(1800円割引)受験可能時間・団体:相談の上、希望の日時・会場にて実施・個人(会場受験):東京と大阪で実施・個人(リモート受験):24時間受験可能受験時間・リーディング&リスニング約60~90分・スピーキング約15分・ライティング約45分結果返却受験終了3営業日後使用可能デバイスパソコン出題内容ビジネス英語採点方法AIによる自動採点と試験官による採点(ハイブリッド)評価方法CEFR(A1〜C2ランク)で評価 上記の一覧表を見て頂くと分かるように、Linguaskill Businessは団体と個人で受験方法が異なります。個人受験でリモートを選択した場合は、24時間いつでも受験可能です。 会場受験を選択する場合、試験スケジュール表はこちらになります。1か月に1回のペースで試験が行われており、平日実施の月と週末実施の月がありますので注意してください。 テストは4技能すべて受験することも可能ですし、好きなものだけを選んで受けることもできますが、リーディングとリスニングについては、必ず2技能をセットで受験する必要があります。 Linguaskill Businessの問題構成 それでは、Linguaskill Businessの出題形式や構成について説明していきます。 内容問題数回答時間Part 1インタビュー8問設問1~4:各10秒設問5~8:各20秒Part 2音読8問各10秒Part 3プレゼンテーション1問60秒(準備別途40秒)Part 4グラフを用いたプレゼンテーション1問60秒(準備別途60秒)Part 5コミュニケーション5問各20秒(準備別途40秒) すべて、パソコン画面に表示される問題文を読み、マイクとヘッドセットを使って回答を録音します。 スピーキングテストについての詳しいチュートリアルが公式サイトに掲載されていますので、ぜひご覧ください。 Linguaskill Businessスピーキングテストの問題例 それぞれのパートではどのような問題が出題されるか、以下で解説していきます。 Part1の問題例 自分自身について短い質問がなされるので、それに対して英語で答えます。前半の4問は各10秒、後半の4問は各20秒の持ち時間があるので、目いっぱい使って話をしましょう。なお、最初の2問は採点されません。採点対象となるのは残りの8問です。 ちなみにチュートリアルでは、Question1は”What’s your name?”でした。 ほかには、出身地や仕事内容、将来のキャリアプランなどについて問われるようです。 Part1については「自分自身のことを話す」と決まっていますので、出身地や趣味について、仕事について話ができるように準備しておきましょう。 とくに、Linguaskill Businessはビジネス場面の英語力を測定するため、仕事関係の質問が多い可能性があります。どんな仕事をしていて、何がきっかけでその仕事をするようになったのか、今後はどのように働いていきたいかなど、細かい点まで話ができるよう準備しておいてください。 Part2の問題例 画面に表示された英文を音読します。サンプル問題では、”The team needs sales staff who can speak more than one language.”という文章が表示されていました。 発音が評価されますので、慌てずにハッキリとした声で読み上げましょう。対策法としては、オンライン英会話などで直接ネイティブスピーカーから指導を受けるほか、発音チェックができるスマホアプリなどを利用することをお勧めします。 Part3の問題例 与えられたトピックについて、40秒間の準備後、1分間のプレゼンテーションを行います。論理的にプレゼンテーションが行われているかどうかや、文法の正しさや語彙力についても判定されます。 サンプル問題では、”Talk about a training course you have attended for your work.”(あなたが仕事で参加したトレーニングコースについて話してください)というトピックが与えられました。 回答には、以下の3点を含めるように指示があります。 You should say: ・what the course was(コースはどうだったか) ・why you did the course(なぜそのコースを受講したのか) ・whether you would recommend this course(このコースをお勧めするかどうか) 何について話すべきかが提示されているため、後述するPart4よりも取り組みやすい問題です。しかし、話し慣れていないと時間内に3つのポイントをまとめることができず、減点となってしまいます。 対策としては、最初と終わりにはこう話すというテンプレートを作成しておきましょう。「これから〇〇について話します」と述べた後に、「まず最初に・・次に・・最後に・・」と述べて、「以上で終わります。聞いてくださってありがとうございました」と締める。 このようなテンプレートを作成し、様々なテーマで回答ができるように練習を重ねておくことをお勧めします。 ちなみに、回答内容は本当のことではなくても構いません。上記のサンプルであれば、「なぜそのコースを受講したのか」と問われ、「受けたくなかったが、上司から強制されたので仕方なく」とは答えられませんよね? 仮にそうだったとしても、「コースに含まれていた〇〇というプログラムが、私が担当している〇〇という業務の効率向上に役立つものだったからです」などと答える必要があります。 Part4の問題例 グラフから読み取れる内容について、分かりやすく説明していきます。サンプル問題では、ある会社に4年間で寄せられた苦情の種類や割合についてのグラフが示され、4年の間に苦情の種類がどう変化したのかについて述べるようになっていました。 Part3とは異なり、答えるべきポイントが細かく指定されていません。しかし、Part3と同様テンプレートを作成しておくことで、回答しやすくなるでしょう。 具体的には、「何についてのグラフなのか」「グラフで述べられている内容」「減った、増えたなど数字の変化があった箇所についての説明」を必ず入れるようにしてください。 サンプル問題であれば、”types of complaints”(苦情の種類)という見出しがついていますが、この見出しは必ず回答に含めましょう。 Part5の問題例 提示されたトピックに関するロールプレイを行います。 サンプル問題は、以下のようになっていました。 “A business owner is thinking about using sponsorship to publicise his company. He wants to find out your opinion about the best way to organise a sponsorship programme.” He will ask you questions about: ・benefits for companies ・who to sponsor ・length of sponsorship ・possible problems ・judging success 自分の意見とその根拠を述べ、具体例も合わせて述べることができると高評価につながると考えられます。しかし、どのような問題が出るかは分かりませんし、事前に対策するのは難しいでしょう。 Part4までの準備を重ねておくと、英語を話すことに対する抵抗感が薄れてくるはずです。Part5の準備よりもまずは、Part4までに集中して対策することをお勧めします。 公式サイトでは、オンライン版のサンプルテストを公開中です。実際にどのような問題が出題されるのか、受験前に必ず確認しておいてください。 結果はどのように表示されるのか? Linguaskill Businessの評価は、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に基づき評価が行われ、以下のような結果シートが送付されます。 画像:Linguaskill Business公式サイトより引用 最高でC1レベルまでの判定がなされますが、詳しい評価基準はこちらから確認してください(英文)。 まとめ この記事では、ビジネスシーンでの英語スピーキング能力を測るテスト、Linguaskill Business(リンガスキルビジネス)についてご紹介してきました。 世界的によく知られているテストで、日本でも三井物産など導入企業が増えてきています。就職希望者や社員の英語スピーキング力を的確に判断することができるようになるため、採用時やグローバル人材育成の研修時などに活用されています。 この記事が、Linguaskill Businessに興味のある方にとってお役に立てたら幸いです。
「社員を海外出張させたいのだけれど、英語力がどのくらいあるのかよくわからない。本当に出張させても大丈夫だろうか?」 このように感じたことはありませんか?英語の資格試験で良いスコアを取得しているのと、実際に英語が話せるかどうかは別問題だと言われています。 アルク社が実施しているTSSTというスピーキングテストは、24時間電話での受験が可能です。特定の分野に限らず多くのジャンルから出題されるため、純粋な英語運用能力を測定することができます。 また、受験後に返却される結果シートには、レベルだけではなく意識すべきことについてのコメントや、英語力をアップさせるために必要なトレーニング方法が記載されており役立ちます。 この記事では、TSSTの概要やテストの構成、結果判定方法などについてお伝えしていきます。 TSSTスピーキングとは? TSSTとは、英語教育事業を行っているアルク社が実施しているスピーキング力を測るテストです。個人、法人とも受験が可能ですが、法人を中心に年間約1万人が受験しています。 24時間どこからでも電話で受験が可能なため、会場手配や受験者のスケジュール調整が不要です。そのため法人での実施が多く、社内研修の効果測定や海外赴任選抜などに利用されています。 電話越しに質問を聞いたらすぐに回答する必要があるため、自分の考えを瞬時に伝える能力が必要です。実際の会話でも考える時間が十分にないまま話し出すため、とても実践的なテストと言えるでしょう。 TSSTではスピーキング力を正確に測るために、ビジネスや趣味などさまざまな話題について10個の質問がなされます。そのため、特定の分野に知識があるかどうかで試験結果に差が出ることはありません。あらゆる話題について、その場で英語をどれだけ適切に使えるかが問われるのです。 試験結果は、9段階評価と100~995点のスコア表記の2パターンで行われます。評価項目別にできていることと今後の課題、学習方法が提示されるため、受験後にどうやって英語力を伸ばしていったら良いかが分かるのも特徴です。 TSSTのテスト概要 それでは、TSSTスピーキングテストの概要を見ていきましょう。 下の一覧表をご覧ください。 受験資格特になし料金法人:税込7700円個人:税込8800円受験可能時間24時間いつでも※詳しい実施スケジュールはこちら受験時間約15分間結果返却受験期間終了後、約10日後使用可能デバイス電話出題内容ビジネスや日常生活など多様なテーマに関する質問(10題)採点方法試験官3名による採点評価方法・評価 Level 1 (初級) ~ Level 9 (上級) までの9段階・100~995点のスコア(5点刻み) 上記の一覧表を見て頂くと分かるように、TSSTの大きな特徴は「24時間いつでも」「どの場所からも」受験が可能で、全問が自由発話形式であることが挙げられます。多様なテーマに関して英語で回答するため、純粋な口頭運用能力が計測できます。 TSSTスピーキングテストの問題構成 それでは、TSSTの出題形式や構成について説明していきます。 内容問題数回答時間一問一答形式10問各45秒 TSSTは、他社の多くのスピーキングテストとは異なり、問題構成がとてもシンプルです。質問を聞いたらすぐに英語で回答します(45秒間)。 多くのスピーキングテストでは考えをまとめる時間が与えられますが、TSSTでは問題を聞き終えたらすぐに回答しなくてはなりません。 問題は難易度別にグループ分けされており、コンピューターが自動的に抽出します。リスニング力に左右されないよう、設問は日本語と英語の両方で読み上げられます。 TSSTスピーキングテストの問題例と対策 TSSTでは、以下のように多ジャンルから出題されます。 説明する問題 ・あなたの趣味について話してください ・あなたの大切な人について話してください ・あなたは週末どのように過ごしますか ・あなたの住んでいるエリアについて話してください 意見を述べる問題 ・家に友人を招くのは好きですか?それはなぜですか? ・スポーツ観戦は、テレビと生とどちらが好きですか?それはなぜですか? ・英語以外の言語を学ぶとしたら、何語を学びたいですか?それはなぜですか? ・出張に行くのは好きですか?それはなぜですか? 問題への対応について述べる問題 ・友人と意見が食い違い、険悪なムードになりそうです。あなたはどう対応しますか? ・待ち合わせをしている友人が現れず、連絡もつかない場合、あなたはどう対応しますか? ・友人が「近所の人がうるさくて困っている、どうしたら良いと思う?」と聞いてきました。あなたはどう答えますか? もっと詳しく出題内容などについて知りたい場合は、公式サイトにサンプル問題が掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。 TSSTスピーキングテストの対策 TSSTでは多くの問題が用意されているため、答えやすい問題もあれば、考えたこともないようなことを聞かれる可能性もあります。 考えをまとめる時間が与えられないまま45秒間話し続けるため、高度な回答が求められているわけではありません。 実際に相手と話をする際に、関係ない話をしたり、何も話さずに黙り込んでしまったりするのは失礼だということは想像がつくでしょう。可能な限り、質問に対して詳しく、わかりやすく答えることができればベストです。45秒間で話し切ることができなくても構いません。具体例を使うなどして、相手に理解してもらえるように意識して話してみてください。 日常でできるTSSTの対策 実際にどのような問題が出題されるかは、スピーキングテストを受験するまでわかりません。日常的にできる対策としては、趣味や家族、仕事など自己紹介の際にも必要になる内容については、英語で話をできるようにしておきましょう。 また、使える英文を増やしていくことが大切です。具体的には、瞬間英作文などの練習をしていきましょう。瞬間英作文では、簡単な文型の英文をスピーディーに発話していきます。 日本語をいちいち英語に置き換えるのではなく、頭の中でイメージして英語を英語のまま話す練習を積み重ねていくことで、サッと英語が口から出てくるようになるので、ぜひ実践してください。 そして、オンライン英会話などを利用し、英語を話す機会を作りましょう。TSSTでは目の前に相手がいると仮定して、その相手が理解できるよう具体的に話をすることが高得点につながります。瞬間英作文の練習も大事ですが、ぜひ実際に英語を話すようにしていってください。 結果はどのように表示されるのか? TSSTでは、その場で瞬時に話し伝える能力を、以下の4つの基準により総合評価しています。 言語機能理由や意見を述べる、問題解決のために提案する、手順を説明する、苦情を言うなど話題および場面聞かれている内容について話ができているかテキストタイプ話の流れがわかりやすいか、単語やフレーズはどのようなものを使っているか、短い文章か長い文章かなど正確さ文法、語彙、発音、流暢さなど 受験者には、以下のような結果シートが返却されます。結果だけではなく、学習アドバイスが記されているのも特徴です。 画像:TSST公式サイトより引用 このほか、評価項目別にできていることや意識すべきことについてのコメントや、弱点に合わせた効果的なトレーニング方法(音読やオーバーラッピング、1分間スピーキングなど)が提示されます。 レベルは1〜3(初級)、4〜8(中級)、9(上級)の9段階で表示され、レベル4以上が英語を使った国内業務の目安、レベル5以上が海外出張の目安、レベル6以上が海外赴任の目安です。 詳しいレベル概要については、公式ホームページに説明およびサンプル音声がありますので、ぜひ参考にしてください。 まとめ この記事では、アルク社が実施している英語スピーキング能力を測るテスト、TSSTについてご紹介してきました。 電話で24時間どこからでも受験でき、あらゆるジャンルについての英語運用能力を測定します。日頃の英語学習の成果をチェックするのにもとても有用と言えるでしょう。 また、企業でも採用や研修などで利用することで、就職希望者や社員の英語スピーキング力を的確に判断することができるようになります。 この記事が、TSSTに興味のある方にとってお役に立てたら幸いです。