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  • 最適な環境でSpeaking Testを受けるために必要な準備とは?

    PROGOSやVERSANTなどのオンラインでのスピーキングテストを受験する時に、どのような準備が必要なのか、気にされる方が多くいらっしゃると思います。 「今自分が持っている環境で十分なのか?」「何か追加で購入する必要があるのか?」と心配になりますよね。 実は、オンラインでのスピーキングテストはスマホ1台でも受験することが可能です。(VERSANTの場合は専用アプリのインストールが必要) ただし、スマホでの受験は画面が小さいことや集音の問題が発生する場合があるため、ベストな環境でスピーキングテストに挑むのであれば、パソコンを使用してヘッドセットやWebカメラを用意した方が良いでしょう。 また使用されているネット環境などによっても、テスト中に接続が切れてしまうリスクがあり、気にしておく必要はあります。 そこで今回は、ベストな環境でスピーキングテストを受験するために“必要な準備”について紹介します。 ベストな環境でスピーキングテストに臨めば、スコアアップの近道になるので、ぜひ受験日までに必要な準備をしてください。 集中出来る環境を用意する 当たり前と言えば当たり前なのですが、受験する際に使用する部屋の環境はとても大事です。特に雑音がある部屋での受験はとても危険です。問題文が一部音声で読まれるものもあるので、リスニングが上手くいかずに設問を落としてしまう危険性もあります。 さらにオンラインのスピーキングテストでは、発話の音声を解析してスピーキングの流暢さを判定しているため、声に雑音が乗ってしまうと上手く判定されず、実力よりもスコアを落とされてしまうかもしれません。 またテスト中は20分間何があっても中断することは出来ません。思わぬ割り込みが入らないか、入念にチェックしてからテストを開始しましょう。 スマホの電源は切っているか?宅配便が届く予定はないか?キッチンの火は止めているか?など、しっかりと確認が必要です。 パソコンまたはスマホ、タブレットを用意する 冒頭でもお話ししましたとおり、オンラインのスピーキングテスト自体はスマホ・タブレットでも受験が可能です。もし受験日までにパソコンが用意できない方は、スマホ・タブレットで受験するのもありかと思います。 しかしベストな環境で受験をするにはパソコンがお勧めです。ただしパソコンを使えばそれでOKということでもなく、パソコンにも使用前に注意すべきいくつかのポイントがあります。パソコンを使用して受験をする際には以下をご確認ください。 ・バッテリーは十分に充電されているか念のためにバッテリーコードを差した状態で受験するのが安全です。・余計なアプリケーションが立ち上がっていないか余計なアプリケーションが多く立ち上がっていると、PCのパフォーマンスが低下して音声の再生などが途切れてしまう危険性がありますので、なるべく全てのアプリを閉じた方が良いです。・ハードディスクの容量は十分にあるかこちらもハードディスクがフル状態になっていると、PCのパフォーマンス低下に繋がるので一応気にかけておきましょう。・音声の入出力は正常に行えているかテストの受験前にチェックテストが入るのですが、念のため事前にも確認しておきましょう。 ネット回線を用意する オンラインでのスピーキングテストにはネット回線が必須になります。音声だけのやりとりになりますので、そこまで通信量は多くありませんが、もし切断されてしまったら大変な事故になります。切断の心配が無い安定したネット回線を使用するのがベストでしょう。 もしスマホ・タブレットを使用して受験する場合は4G,5G,Wi-fiなどに接続する形になると思いますが、普段使っていて最も切断が少ない回線を選択した方が良いでしょう。 またパソコンを使用して受験する場合ですが、スマホ・タブレットのようにWi-fiに接続することも出来るのですが、ぜひ有線LANでの接続をお勧めします。有線LANですとモデムとPCをケーブルで繋げなければならないので、場所の制約が出来てきしまうかもしれませんが、もし可能でしたら有線LANを使用するのが無難です。 Wi-fi等に無線LANと比べて通信速度が速いだけでなく、電波障害などによって通信が遮断されるリスクが低いため、一瞬でも回線が落ちてしまうと事故になるスピーキングテストにおいて通信の安定性はとても重要です。 ヘッドセットを用意する 主にパソコンを使用しての場合ですが、スピーキングテストを実施する際にはヘッドセットを使用するのがお勧めです。理由としましては、パソコンに標準搭載されているマイクとスピーカーを使って受験することも可能なのですが、基本的にスペックが低めのものが多く、発音認識やリスニングで不利になってしまうからです。 どのようなヘッドセットを準備すべきかどうかは、周囲の受講環境や個人の好みによって判断することをおすすめします。特に周りの音が気になるような場所で受ける方は、パソコンに内蔵されたマイクでは周りの音や生活音を拾いやすいため、ヘッドセットの使用が特に必要です。ヘッドセットを使用すれば、自分の声がクリアに伝わるだけでなく、出題時にリスニングが必要なパートで英語ので音声をしっかり聞き取ることができます。 ヘッドセットの良い選び方につきましてはこちらの記事にまとめていますので、是非参考にして頂ければと思います。 https://speaking-test.com/?p=31 メモと筆記用具、飲み物を用意する スピーキングテストは始まると20分間髪入れず問題が進行していきます。途中で、「あっあれを用意しておくのを忘れた」となっても、パソコンの前から離れるわけにはいきません。テスト中に必要になりそうなものは事前に手の届く範囲に配置しておきましょう。テスト中にあると便利なものとして、まずメモと筆記用具があります。 例えばVERSANTテストのパートEにはリスニングした内容を自分でサマライズして、30秒で自分の言葉で伝え直すという出題があります。こういった場面で忘れやすい登場人物の名前や地名などを軽くメモしておけば、その後の回答がやりやすくなります。 また飲み物も重要です。スピーキングテストでは20分間でかなりの量の発声をすることになります。そうすると途中で喉の渇きによってコンディションが悪くなり、結果的に発話の流暢さで減点に繋がってしまうかもしれません。当然テスト中に立ち上がって飲み物を取りに行く時間はありませんので、事前に手元に用意しておくことが重要です。 発声練習をしておく オンラインのスピーキングテストでは、どういう訳か序盤のパートに発音のレベルチェックが出てくるという共通点があります。 ■TOEICスピーキングテストパート1:アナウンスや広告などの短い英文を音読します。■VERSANTパートA:8つの短い英文を音読します。■PROGOSパート2:表示された文章を発話します。 始まるとすぐに発音チェックが始まりますので、緊張や喉の詰まりなどで出だしからつまずいてしまうと、発音パートのスコアダウンだけでなく、その後のパートまで引きずってしまう可能性があります。もし時間があれば、スピーキングテスト前にある程度の発声ウォーミングアップをしておくことをお勧め致します。 発声ウォーミングアップに最も適切なのは「シャドーイング」と言われる発声練習になります。シャドーイングとは、聞き取った英語をそのまま真似して発音するトレーニングです。一見簡単そうにも思えますが、実際やってみると発話時の口の動きがとてもスムーズになります。イングリッシュブートキャンプのYoutubeチャンネルにもにもシャドーイング教材が大量にアップされていますので無料で実施可能です。ぜひこちらもご活用ください。「イングリッシュブートキャンプYoutubeチャンネル」https://www.youtube.com/c/EnglishbootcampTV まとめ いかがでしたでしょうか。オンラインのスピーキングテストは事前の準備によってスコアアップをより確実なものとすることが出来ます。全てを網羅するのは難しいという方でも、ぜひ出来ることから取り組んでいただけると良いかと思います。

  • オンライン英会話が快適に!お勧めのヘッドセットの選び方!

    最近ではリモート化が進み、業務でのミーティングなどもビデオチャットなどで実施する機会が増えているかと思います。英会話におきましても、オンラインレッスンを利用する方が増えてきておりますが、ビデオチャットのデメリットとしては、直接会話するよりも声が聞き取りにくくなってしまう場合があることが挙げられます。 英会話の音質を向上させるためにはヘッドセット選びが重要になりますが、値段の幅や形状の違いなど人によって好みも分かれてくると思います。今回はそのヘッドセット選びをどのようにするのベストなのかを解説していきたく思います。 ■ヘッドセットの形状は大きく分けて3つ ヘッドセットとは、ヘッドホンとマイクがセットになった音声機器になります。人の好みによってはヘッドホンとマイクは別が良いという方もいらっしゃいますが、ヘッドセットは一つの機器だけで「ヘッドフォン」と「マイク」を同時に装着出来ますので、準備に手間取らず、パソコンの前に「マイク」を置くスペースを作る必要もありません。使いやすさと手軽さを考えると、ビデオチャットにはヘッドセットがおすすめです。またヘッドセットと言ってもさまざまな形状があります。まずはそれぞれの特徴について解説していきます。 オーバーヘッドタイプ いわゆる通常のヘッドフォンにマイクが搭載された形になり、最もスタンダードなヘッドセットです。頭にかぶるだけなので脱着がとても楽に出来ます。モノラルヘッドセット(イヤフォンが片耳しか無いタイプ)もあり、こちらは比較的小型で軽く着け心地は良いのですが、長時間片耳だけを使用して会話しているとストレスを感じる方も多いかと思いますので、ステレオタイプ(両耳にイヤフォンが付いているタイプ)をお勧め致します。 また密閉型と開放型という2タイプもあり、どちらにも良し悪しがあります。 ①密閉型オーバーヘッドタイプ 【おすすめヘッドセット】 ロジクール G ゲーミングヘッドセット G433BK 密閉型は遮音性が高く、音に臨場感があります。また比較的低いボリュームでも鮮明に音を聞くことが出来ます。ただし外の音が遮断されている分、閉塞感を感じやすく、長時間使用していると疲労感を感じるという方もいらっしゃるかもしれません。 ②開放型オーバーヘッドタイプ 【おすすめヘッドセット】 ゼンハイザー ゲーミングヘッドセット オープン型 GSP 107 一方で開放型は、遮音性が低く外の音が多少入るため、閉塞感を感じることが少なく、カジュアルな音質で会話出来ることがメリットです。しかし同時に音漏れもしやすい設計のため、近隣に人がいる場合には適さないデメリットもあります。 これらはどちらが絶対におすすめということはなく、それぞれの特徴を踏まえてチョイスしていただければと思います。 イヤフォンタイプ 耳の穴に装着して使うイヤフォンにマイク機能が搭載されたタイプです。非常に軽く頭に装着するものも無いため、オーバーヘッドタイプだと頭の締め付け感が気になるという方にはお勧めです。またイヤフォンタイプにも主にカナル型とインナーイヤー型の2種類があり、こちらもそれぞれに良し悪しがあります。 ①カナル型イヤフォン 【おすすめのヘッドセット】 1MORE カナル型イヤホン E1009 カナル型のイヤホンは、耳栓型のイヤースピース(主にゴム素材が多い)を耳の中に入れるようにして装着します。外れにくく、密閉性が高いので音漏れも少ないほか、低音や細かい音の描写が聴き取りやすいことが特徴です。耳の中に入れ込む装着に慣れが必要な場合があり、長時間使用すると耳に違和感を覚える方もいるかもしれませんので注意が必要です。カナル型は最近のイヤホン市場で多くラインナップされています。価格も性能も幅広く、選択肢が多いのが魅力です。 ②インナーイヤー型イヤフォン 【おすすめのヘッドセット】 Linklike Classic 2 インナーイヤー型イヤフォン インナーイヤー型は、iPhone購入時に付属品で付いてくるあのイヤフォンで、耳の穴の入口部分にイヤホンのパーツをひっかけて装着するタイプです。装着感がとてもライトで疲れにくく、カナル型イヤホン特有の装着感・閉塞感が苦手な方におすすめです。しかし、接着面が少ないため外れやすいのと、外部の音が遮断できるカナル型に比べ音漏れがしやすい点にも注意が必要です。 イヤーフックタイプ 【おすすめヘッドセット】 Anpoow Bluetoothヘッドセット イヤーフックタイプは、主に耳の上にフックをかけて使用するヘッドセットです。モノラル方式のものが多く、非常に軽いのでほかの作業をしながら通話をするのに適しています。耳栓型のインナーイヤー・カナルタイプだと耳が痛くなるという人におすすめ。また耳との密着感が少ないため、音漏れしやすい形のものも多いので注意が必要です。音質よりも、とにかく装着感が軽いヘッドセットを使いたいという方は検討してみるのも良いかもしれません。 ■接続方式にも注意が必要? ヘッドセットには形状の違いの他に、接続方式も製品選びの重要なポイントになります。ヘッドセットの接続方法は、有線かワイヤレスかの2種類に分けられます。こちらにもメリットデメリットがありますので見ていきましょう。 ①有線タイプ 有線タイプのヘッドセットは、ワイヤレスと違って通信障害などによって接続が解除されないのがメリット。音声が途中で切れてしまう心配がありません。また、有線タイプはワイヤレスに比べ、低コストでも遅延がなく音質に優れているのが特徴です。 有線タイプのデメリットは、コードによって行動範囲が制限されることです。ずっとPCとコードによって繋がれている状態ですので、ほんの少しだけ離席したい場合でもヘッドセットを脱着しなければなりません。 ②ワイヤレスタイプ ワイヤレスヘッドセットは、Bluetoothを利用した接続が主流ですが、コードの煩わしさがないため、快適に通話を行えます。 デメリットは、場合によっては遅延が発生する恐れがある点です。遅延と言っても0.1秒以下の誤差と言って良い程度の場合が多いですが、相手の口の動きと声がズレていると少し気持ち悪い印象ですよね。また基本的にバッテリー駆動になりますので、長時間使用する場合は事前に充電もしておく必要があります。 有線タイプとワイヤレスタイプはどっちが良い? 有線タイプとワイヤレスタイプにはどちらも良し悪しがあり、こちらも個人の好みの部分もあると思いますが、無難に使用するのであれば有線タイプをお勧めしたいと思います。 理由としましては、ワイヤレスタイプには稀に通信障害などによって接続が解除されてしまう場合や、バッテリー切れによって解除されてしまうリスクがあります。オンライン英会話での切断はまだセーフかもしれませんが、もしVERSANTやプロゴスなどのスピーキングテスト中に数秒でも切断が起きてしまった場合は完全にアウトです。そういったリスクを回避する意味でも有線タイプを選ぶのが無難と言えます。また有線タイプの方が、音質などのスペックに対して、ワイヤレスタイプよりも安価なラインナップが豊富なのも魅力の一つです。 ■マイクの機能について ヘッドセットのマイクについては、価格帯などによって音質のクオリティが変わってきますが、ノイズキャンセル機能付きのマイクがおすすめです。ノイズキャンセル機能とは、人の声の周波数以外のサウンドをカットすることによって、聞き手側に部屋の空調の音や、車が通る音などが聞こえなくする機能です。もちろん無くても静かな部屋があれば問題ないですが、可能であれば是非ノイズキャンセル付きのマイクを選択したいところです。 ■ヘッドセットの選び方のまとめ いかがでしたでしょうか。ヘッドセットと言っても形状や機能などでとても多くの種類があります。製品のラインナップも多くて何を選べば良いか悩んでしまいがちですが、選び方のポイントをまとめますと。・自身が使いやすい形状タイプを選択しましょう。・有線タイプを選択することが無難でしょう。・マイクはノイズキャンセル機能付きであればなお良いでしょう。これらを参考にして頂き、ご自身に合ったベストなヘッドセットでオンライン英会話やスピーキングテストに望んでいただければと思います。

  • PROGOSテストを徹底解剖!抑えるべきポイントとは?

    「英語を勉強しているのだけれど、どのくらい話せるようになったか知りたい」 「英語を話せると思って採用したのに、実際には英語が使えず困った」 このように感じたことはありませんか?英語の資格試験で良いスコアや級を取得したとしても、実際に英語が話せるかは別問題だと言われています。 このような状況を改善するために、ビジネスの現場で使える英語力を判定する「PROGOS(プロゴス)」というスピーキングテストが2020年から開始されました。 これまで提供されていたスピーキングテストの多くは受験費用も高く、結果が分かるまでに時間を要していました。しかしPROGOSでは、安価な受験料、そして受験後24時間以内に結果が分かるスピード性を備えています。 企業としては、ビジネスの場面で英語が使える人材を発見することができ、受験者は就職や転職活動時のアピール材料として、あるいは英語学習のペースメーカーとしてPROGOSを活用することができます。 この記事では、PROGOSの概要やテストの構成、結果判定方法などについてお伝えしていきます。 PROGOSとは? PROGOSは、ビジネス英語を中心としたスピーキング力を測るテストです。 Progress(進捗・成果)とDiagnostic(診断)をかけ合わせて「PROGOS」と名づけられましたが、受験者のスピーキング能力を、AIを用いて短時間で的確に診断できるのが特徴です。 試験開始は2020年6月ですが、開始から1年で受験者数がのべ7万人を突破しました。 当初は、PROGOSの親会社である、オンライン英会話大手のレアジョブ会員のみが受験していました。しかし、法人利用が増えたことで、一気に受験者数が増えて認知度が上がったのです。 主な導入企業は以下の通りです。 画像:PROGOS公式ホームページより引用 PROGOSでは、AIによるレベル判定はCEFR(セファール)を日本基準に変換した「CEFR-J」をもとに行われます。 初心者レベルから順に「Pre-A1→A1→A1 High→A2→A2 High→B1→B1 High→B2→B2 High and above」となっています(※)。 結果返却時には、詳細なフィードバックも合わせて送られるため、今後どのような点に注意してスピーキング力を強化していけばよいかが分かるのも大きな特徴です。 ※CEFRとは、”Common European Framework of Reference for Languages”(ヨーロッパ言語共通参照枠)の略で、母国語や日常使用言語に関わらず、外国語の運用能力を同一基準で測定できる国際標準規格です。国境間の移動が多く、多言語で仕事などを行う機会の多いヨーロッパでは、各言語の能力をCEFRを用いて表します。たとえば、「私は英語はC2、イタリア語はB2、フランス語はA2です」と相手に伝えることで、コミュニケーションを取る際にどの言語を用いればよいかを判断する参考になります。 もっと詳しくPROGOSについて知りたい場合は、以下から公式動画をチェックしてみてください。 https://www.youtube.com/watch?v=UBBEu-PnqT0 PROGOSのテスト概要 それでは、PROGOSのテスト概要を見ていきましょう。 下の一覧表をご覧ください。 受験資格特になし料金自動採点版:税込550円採点官による手動採点版:税込3278円受験可能時間24時間いつでも受験時間20分間結果返却自動採点版:受験後24時間以内(最短2~3分)手動採点版:受験日から15営業日以内(レアジョブで受験の場合)使用可能デバイスパソコン、スマートフォン、タブレット出題内容ビジネス英語(インタビュー、音読、プレゼンテーション、ロールプレイなど)採点方法AIによる自動採点もしくは手動評価方法CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)を日本基準に変換した「CEFR-J」に基づき評価 上記の一覧表を見て頂くと分かるように、PROGOSの大きな特徴は「24時間いつでも」「どの場所からも」受験が可能で、AIによる自動採点の場合は結果返却まで最短2~3分と圧倒的に速いことが挙げられます。 なお、レアジョブ英会話の受講生は、受験費用が無料となります。詳しくは以下をご覧ください。 PROGOS受験費用(レアジョブ英会話受講生)ビジネスコース、中学・高校生コース会員毎月2回まで無料日常英会話コース会員毎月1回まで無料 PROGOSの問題構成 それでは、PROGOSの出題形式や構成について説明していきます。 内容問題数回答時間Part 1インタビュー(一問一答形式)10問各20秒Part 2音読8問各10秒Part 3プレゼンテーション1問60秒(準備別途40秒)Part 4プレゼンテーション(グラフや図を使用)1問60秒(準備別途40秒)Part 5ロールプレイ4問各30秒(準備別途40秒) PROGOSの問題例 それぞれのパートではどのような問題が出題されるか、以下で解説していきます。 Part1の問題例 短い質問を聞き、それに対して英語で答えます。20秒の持ち時間を目いっぱい使い、話を展開すると高評価につながります。 サンプル問題では、”When did you start working at your company?”(あなたの会社でいつ働き始めましたか?)という質問に対し、「何年前に働き始めたか」「何歳の時から働いているか」「入社後にどの分野の経験を身に付けたか」と話をふくらませて展開しています。 Part2の問題例 画面に表示された英文を音読します。発音はもちろん、イントネーションやアクセントについても判定されます。 Part3の問題例 与えられたトピックについて、1分間のプレゼンテーションを行います。60秒間をフルに使い、論理的にプレゼンテーションを展開しましょう。論理性以外に、文法の正しさや語彙力についても判定されます。 サンプル問題では、”Talk about the first business trip you took.”(あなたが初めて行った出張について話してください)というトピックが与えられました。 回答には、「いつ出張に行ったのか」「なぜ出張に行ったのか」「どうやって出張に行ったのか」の3点を含むように指示されているため、すべてを含むように話すことが必要です。 Part4の問題例 グラフや図から読み取れる内容について、分かりやすく説明していきます。サンプル問題では、ある会社のメルマガ購読者についてのグラフが示され、購読者層や人数の変化などについて述べるようになっていました。 Part5の問題例 提示されたトピックに関するロールプレイを行います。 サンプル問題では、”The speaker is talking to you about a business dinner with a client.”(話し手は、顧客とのビジネスディナーについて話をします)と書かれており、「準備すべきこと」「ディナー中の注意点について」話すように指示されています。 実際の質問は、「大切な顧客とのビジネスディナーがあるのだけど、どんなレストランに行くべきか?」というものでした。 自分の意見とその根拠を述べ、具体例も合わせて述べることができると高評価に繋がるでしょう。 もっと詳しく出題内容などについて知りたい場合は、以下から公式動画をチェックしてみてください。   結果はどのように表示されるのか? PROGOSの評価は、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に基づき、総合評価と6つの指標別評価が行われます。 PROGOSの受験者が多いレアジョブ英会話では、以下のような結果シートが提供されています。結果とともにフィードバックとして、学習アドバイスが記されているのも特徴です。 画像:レアジョブ公式サイトより引用 総合評価はCEFRを日本基準に変換した「CEFR-J」をもとに行われ、「Pre-A1→A1→A1 High→A2→A2 High→B1→B1 High→B2→B2 High and above」となっています。 自動採点方式の場合はB2レベルまでの表示となり、それ以上のレベルは試験官の手動採点方式のみとなります。 指標別評価の詳細は、以下の通りです。 指標別評価表現の幅(Range):使える文法、構文、語彙、フレーズの量正確さ(Accuracy):どの程度正しく文法・語法を使えるか流暢さ(Fluency):どの程度スムーズに英語が口から出てくるかやりとり(Interaction):意図する方向にどの程度意思表示できるか一貫性(Coherence):筋道の通った話し方の順序、言語選択音韻(Phonology):どの程度正しく発音 / イントネーション / 抑揚ができるか まとめ この記事では、ビジネスシーンでの英語スピーキング能力を測るテスト、PROGOS(プロゴス)についてご紹介してきました。 試験を受けようと思い立ったらすぐに受験でき、費用も手ごろなため、日頃の英語学習の成果をチェックするのにもとても有用と言えるでしょう。 また、企業でも採用や研修などで利用することで、就職希望者や社員の英語スピーキング力を的確に判断することができるようになります。 この記事が、PROGOSに興味のある方にとってお役に立てたら幸いです。

  • スピーキング力を向上させたい!多忙なビジネスパーソンが効率的に英語を学ぶ方法

    社会のグローバル化、企業の海外進出など、企業内で英語を必要とする業務が増え、英語スピーキングテストの需要が高まっている現代の日本社会。 ◆若い人には負けていられない! ◆これまでのキャリアを活かし、さらにキャリアアップをはかりたい! ◆ずっと英語を学びたいと思っていたけれど、まとまった時間がとれない ◆効率よく英語を習得したい そんな努力家で意欲的だけれど、多忙で英語を集中的に学ぶ時間がとれないビジネスパーソンにおすすめの英語勉強法をお伝えします 忙しい日々のなかで英語学習を続けるコツ 毎日の業務・残業で忙しいビジネスパーソンにとって、新たな挑戦や学びの障害になるのは継続的な時間の捻出です。無理な目標や計画を立てても続かないし、甘い目標では結果に繋がらない。そうして挫折をしてしまった苦い経験をお持ちではありませんか? ここでは、忙しい日々の中でも、モチベーションを維持し、目標に向かって取り組むために必要な実践方法やマインドセットをご紹介します。 英語学習に最も大切なことは「4つのトリガーを克服する」こと! まずは成功のためのマインドセットから始めよう。 英語学習を継続する上で、意外と重要なのがマインドセット。人のモチベーションを作り上げるうえで必要となる潜在的な思考や価値観は、知らず知らずのうちに自身に大きな影響を与えています。このマインドセットが前向きかどうかで、英会話学習への取り組み方も大きく変わってくるのです。 英語学習に失敗している人が潜在的に持っているマインドは、「プライドの高さや恥じらい」。これは多くの日本人が抱えるものかもしれません。子どもが初めての経験をする時、何度も間違え、繰り返し練習して習得するのと同様に、英語学習にも失敗、反復練習が必要なのです。 そこで意識して欲しいのが ◆英語に対してフラットであること(苦手意識を持たない) ◆失敗を恐れない ◆練習あるのみ ◆大胆なジェスチャーや外国人とのコミュニケーションに恥じらいを持たない まず第1に、「英語」というだけで、肩に力が入り身構えてしまい、知らず知らずのうちに苦手意識を持っている方は少なくありません。英語でも日本語でも、人とのコミュニケーションは世界共通です。相手の目を見て心で会話する。そんな心構えでリラックスして言葉のアウトプットをしていけば、多少の文法ミスは気になりません。「伝えたい」という強い気持ちがあれば、コミュニケーションはとれるはずなのです。 日本語で会話をしていても、言葉の使いまわしが違っていたり、漢字を間違えていたりすることがあるように、ネイティブであっても間違えることはあります。大人になると間違えることに臆病になり、一歩踏み出す勇気が持てない傾向にありますが、そういったネガティブなマインドセットを克服することで、世界は大きく広がっていきます。「教科書のような正しい英語を話す」のではなく、「相手とコミュニケーションをとる」という姿勢で英会話に臨めると良いでしょう。 次に、英会話習得への近道は「練習あるのみ」です。英会話はフィジカルトレーニングなので、スポーツ同様とにかく反復練習し、身体になじませることが大切です。また、繰り返し練習することで、「ミスをする」ことに対する不安も薄れ、自信をもってアウトプットすることができるようになります。何事も頑張った自負があればあるほど、人は自信をもって行動できます。ポジティブなマインドセットを持つためには、自信を持てるくらいの努力は欠かせないと言うことです。 最後に、英語を話す時の自分は普段とは違う「新しい自分」と捉えて、思い切ってコミュニケーションをとることを心がけましょう。相手の気持ちや状況を見極め、相手を尊重し、言葉を控えてしまう日本人とは異なり、英語圏の人は自分の意見を相手に伝えることを大切にしています。「郷に入れば郷に従え」とあるように、英語を話す時は非日常の世界にいる自分を存分に楽しんでみるのはいかがでしょうか。ポジティブな思考=ポジティブマインドセットを意識して、思い切って英語学習に取り組んでみてください。 マインドセットを外したら、現状を知ることから。 今の英語力から目標達成までの距離を測る 独学で英語を学習する場合、初めに取り掛かりたいのが「自身の実力を把握する」こと。自分の現在の立ち位置を知ることで、目標やその過程を見定めることができます。過去に受けた英語検定の階級などを目安にすることもできますが、自分の英語能力を知っている人は多くはないはずです。 簡単にWEB上で英語力を診断する方法として、オンライン上での英語力診断などがあります。 【NHK 英語力測定テスト2021】 【ケンブリッジ大学 レベルチェックテスト】 【アルク 英語レベル診断テスト】 【ベルリッツ ビジネス英語力診断】 より詳しい実力を把握したいなら、おすすめなのがTOEICの受験です。英語検定と違って点数で実力が確認できるので、学習を始める前の自分のレベルを把握するのにとても便利です。 【TOEIC】 またTOEICの受験後に英語を学びはじめ、目標が見えてきたところで再度受験をしてみると、どの程度の成長が見られたのかが確認できます。最終的に目標点数を定めるなど、モチベーションを上げる手助けにもなり、自身のレベルアップの指標にしやすいのではないでしょうか。 24時間英語漬け。デイリーに英語が入ってくる環境をつくる 次に考えたいのは、「日常生活の中に英語を取り入れ、英語に触れる機会を増やすこと」です。身近にネイティブの同僚や友人がいるなど好環境が整っている場合は、積極的にコミュニケーションを取り、英語に慣れるのが近道ですが、そういった環境にあるのはごくわずか。多くの人は自身で模索しながら環境作りをしていると思います。ここで大切なのは、英語を勉強する!と気合を入れてするのではなく、気負わず自然に英語に触れられる環境を作っていくこと事です。自分に厳しく真面目な人にありがちですが、毎日の自分へ課したノルマが負荷となり、長く続かないケースも多く見られます。長く続けるためにはストレスなく楽しみながら自然に英語に触れるという無理のない環境作りが重要なのです。 ここではこれから英語環境を作りたい人におすすめの無理なく出来る英語学習方法をいくつかご紹介します。 ◆海外のラジオやテレビ番組をかけ流す ◆スマホや携帯アプリを利用し、毎日届く英会話メルマガなどで単語やセンテンスを学ぶ ◆お気に入りの参考書を読む ◆お気に入りの英語絵本や録画した幼児番組を観る ◆自宅の目に入りやすい場所に、日常のセンテンスをオシャレに貼りだしてみる ◆毎日1行、英語で日記をつけてみる 実践できそうなものから無理なく取り入れてみてはいかがでしょうか。 時間をコントロール。毎日効率的に英語と触れるためのスペースをつくる 上記で英語環境の作り方をご紹介しましたが、1日の中でこれだけの内容を取り入れるのは少しハードルが高いと感じてしまうかもしれません。ここでは、どのようにすれば効率的に英語環境を取り入れることができるのか、いくつかご紹介しましょう。 ◆ラジオやテレビ番組、参考書を取り入れる 何かするときのBGM代わりに、あるいは時間のある時にパラパラとめくる絵本のように、日常の合間に英語学習を取り入れることで、ヒアリング力が鍛えられ、英語が体に馴染みます。「スキマ時間」として考えられるのは、通勤の電車や車での移動中、あるいはお風呂の中での半身浴タイムなど。こういった時間を利用して、英語のラジオやテレビをかけ流したり、参考書を読んだりしてみてください。一定期間が過ぎると、無意識のうちに英語力がついている自分に驚くことでしょう。 ◆スマホアプリを利用する スキマ時間を有効活用するもう一つの方法として、休憩時間や待ち時間などスマホを手に取るタイミングで、英語学習アプリを開いてみるのはいかがでしょうか。毎日1つのセンテンスを学ぶだけでも1週間になれば7つ、1カ月になれば30ものセンテンスが学べます。楽しくなると数も増えていきますよ。 ◆英語絵本や乳幼児番組を取り入れる 休日は子育てなどに奔走しており、時間がないという方であれば、子ども向けの絵本や番組を英語が使われたものに置き換えてみてはいかがでしょうか。寝る前の数分を利用して気軽にできるので、ハードルが低くてとりいれやすく、英語の基本を身に付けるのにはぴったり。スキマ時間やリラックスタイム、就寝前の少しの時間を利用し、気負わず時間管理ができると、継続しやすいですね。 ◆毎日1行、英語で日記をつけてみる 自分の頭の中にある言葉を英語に変換してアウトプットするには日々の訓練が必要です。ビジネス英会話の場面で、とっさの問いかけにスムーズに応えられるよう、日頃からアウトプットの練習をしておくことはとても大切です。その訓練として自分の気持ちを書き出す英語日記は最適と言えるでしょう。 日記は自身の体験した出来事を記録するため、話題に欠くことはありません。毎日の生活の中で起こった些細な出来事を英語にする練習を繰り返すことで自然とアウトプットのトレーニングになります。ただし、英語日記では間違えた文法などを使用していたとしても、誰かが添削をしてくれるわけではないので「文法学習」という意味では完全ではありません。そのため、あくまでも気持ちを英語で表現するためのトレーニングと捉え、アウトプット習得に欠かせない反復練習を継続してみましょう。 スマホのアプリを利用すれば、スキマ時間で訓練が出来ますし、就寝前の穏やかなひと時を利用してペンを執るのも、ライティングスキルの向上になってより良いでしょう。 ●アルク 英語日記ドリル https://ec.alc.co.jp/book/7011089/ ●アルク 英語日記ドリル アプリ版 http://www.applefan2.com/22505 ビジネス英会話を学ぶ方法 英会話の学習とひとくくりに言っても、初歩的な英会話からビジネス英会話レベル、資格取得などさまざま。ここでは、ビジネスの場面で役立つ英会話の習得を目指す人へ向けての、学習方法をお伝えします。 ビジネス英語はこれで完璧! 常に持ち歩きたいバイブル本3選 英語の学習と言ったらまずは参考書!と意気込んで本屋さんへ行きますよね。語学コーナーの棚を目の前に、参考書の数の多さに圧倒され、何を買ったら良いのか迷ってしまう。そんな経験をしたことはありませんか? そんな方へおすすめしたいのが、この3冊です。 1. 英会話だけでなくメール作文にも対応。ビジネス英語の参考書のバイブル 【英文ビジネスEメール 実例・表現1200[改訂版]】 会話だけでなく、メールでのやり取りで失敗しないための1冊。ビジネスにおけるさまざまなシーンを想定した実例集なので海外とのやりとりもこれでばっちり。 2. あらゆるビジネスシーンを想定した、時短「英会話学習」の決定版 【同僚に差をつける!毎朝10秒の英語レッスン】 留学経験なしでTOEIC満点をとった有子山博美さんの著書。ビジネスに役立つ「電話応対」「ミーティング」「プレゼン」のフレーズが300選! 会話でのやり取りに心強い1冊です。 3. NHKの人気英語講師が教える本当にビジネスで使える英会話本 【英語ペラペラビジネス100】 NHK教育テレビの人気語学講座で講師を務めてきたスティーブ・ソレイシーの著書。ビジネスを成功させるコミュニケーション力を磨くのに最適です。 日常での簡単な英会話と、ビジネスシーンでの英会話は少し違います。日本の“口語と敬語”のように大きくは変わりませんが、取引先との会話は失礼がないようにと慎重になるものですよね。今回、ご紹介した3冊からビジネスメール文書の作り方、電話応対やミーティングに役立つフレーズを習得し、同僚も驚くビジネス英会話を披露しましょう! いつでもどこでも英語が学べる学習アプリ4選で会話力を磨く! 隙間の時間を使って英語を学習する場合、常に手元にあるスマホのアプリを活用するのも効果的。時間や場所を選ばない学習方法は、忙しいビジネスパーソンにぴったりです。 ヒアリング力を鍛えるための視聴アプリや、ゲーム感覚で楽しめる学習アプリ、ちょっと調べたい時に助かる辞書アプリなど、英語学習をする上で、携帯に入れておくと便利なアプリをご紹介します。 1. 著名人のビジネス英語を聞いて“耳を慣れさせる” 【TED】 毎年カナダで行われている世界的な講演会「TED Conference」の講演内容が視聴できる公式アプリ。世界中の著名人やさまざまなジャンルの講演をネット上で視聴できるのでグローバル派なら押さえておきたいところです。(日本語字幕から慣れていくのも手です) 2. ゲーム感覚で手軽に、気軽に勉強できる 【Duolingo】 ゲーム感覚で英語学習ができ、スキマ時間での学習に便利なアプリ。英会話、リスニング、英単語など総合的に学べるので、英語アレルギーのある方はまずはここから始めてみては。 3. ネイティブの放送をBGMに本場の英語に触れる 【英語ラジオ - アイエルツ トーフル】 英語圏の国のラジオが聴けるアプリです。バックグラウンドで動いてくれるので、「ながら聞き」にも最適。毎日数分からネイティブの英語を聴いて英語脳を手に入れましょう。 4. 忘れた時に役に立つ英語の辞書ツール 【アルク 英辞郎 on the WEB】 語学教育のアルクが作った辞書アプリ。忘れてしまった単語のスペリングチェックや初めて聞いた単語をパッと調べることができ、とても便利です。 アプローチはさまざま! 自分ライクなスタイルで始めたい英会話教室6選 独学での英語学習では不安があるので、プロの力を借りて学習したい! と考えている人も多いかと思います。そこで「英会話教室を学習の場としよう」となった場合、何を基準にどんなところを選べば良いのかが重要になります。 それぞれの生活習慣や、英会話にかける費用、他者とのかかわり方などによって選ぶ教室は異なってくるかと思います。ここではさまざまなスタイルの英会話教室の特徴をご紹介します。ぜひ自分に合った学習の場を見つけてみてください。 1.【大手フランチャイズ型 英会話教室】 全国に教室を数多く持つ大手フランチャイズ型の英会話教室なら、教材の質や講師のレベルが安定しているので安心して通いやすいという利点があります。 デメリットとしては、他と比べて少し受講料が高めな傾向にあるようです。 2.【個人経営 英会話教室】 決まったカリキュラムがないので、受講生の希望や質問に合った内容で進めてくれるところが多いのが個人経営の英会話教室の魅力といえます。 デメリットとしては、教室によって内容に差があり、自分の求める学習ができているかどうかの判断が付けにくいところです。 3.【マンツーマン・プライベートレッスン】 レッスン場所が、自宅・講師の自宅・カフェなど選べて便利な点や、1対1のレッスンなので他者への気遣いや待ち時間が不要で、時間を有効に使うことができるのが特徴です。 デメリットとしては、受講料の相場がわかりづらい点が挙げられます。 4.【インターネットのオンラインレッスン】中・上級者向け 無料のものから格安のものまであり、価格が比較的安くて気軽に始めやすいのが魅力。インターネットの環境さえあれば、自宅でも会社でも場所を選ばずレッスンができるのも便利です。 デメリットとしては、教材がないのがほとんどでフリートークが主体となるので、講師により内容に差が出やすく、フリートークが苦手な人にはあまり向かないかもしれません。 5.【英会話カフェ】中・上級者向け 料金が回数券式なところが多く、決まった曜日、決まった時間に教室に通いにくい人におすすめ。オシャレなカフェなどで行うため、緊張せずにリラックスして会話を楽しむことができます。 デメリットとしては、オンラインレッスン同様、教材がないことが多く、フリートークが苦手な人にはあまり向かないかもしれません。 6.【短期集中型トレーニング】 ある程度英語の知識が身についているはずなのに、うまく会話ができない、スピーキング力を鍛えたい、短期集中で学びたいという人に最適なレッスンです。「間違えてもいいからとにかく話す」など、マインドセットを変えて練習する場所が欲しい人が受講することで、英会話習得のゴールが見えてきます。 デメリットとしては、一度に支払う受講料が高額なこと。けれども短期間で効率よく習得できるトレーニングと考えれば、コストパフォーマンスは高いと言えるかもしれません。 実践することで身につく“リスニング”と“スピーキング” 独学での英語学習方法についていくつかお伝えしてきましたが、実践が重要な“リスニング”と“スピーキング”を独学で学ぶのは困難に感じる方も多いでしょう。そこで独学で英語学習する際に、気をつけたいリスニングとスピーキングの実践法をご紹介します。 ◆英語学習の基本は、インプットとアウトプット。 既に独学を一定期間続けている人は、多くの単語のインプットを終えて、次の段階へステップアップするタイミングを迎えているかもしれません。耳で聞く(リスニング)学習は英語脳になるための学習ではありますが、頭の中で理解はできているのに、それに反応できない=アウトプットできないという壁にぶつかってしまいます。 多くの日本人が苦手意識を持つスピーキング。これはインプットと並行して、アウトプットする学習をしている人が少ないからと言えます。 ◆独学は声に出して勉強してみる 自宅でのTV番組やラジオ番組を使って英語学習をしている時、インプットしたフレーズや単語を反復してみてください。“耳で聴く”、“目で見る”だけでなく、“自分の声で聴く”を取り入れることにより、さらに効果的な学習をすることができます。 恥じらいを捨て、聴いたままの発音で発声していくことで英語脳を鍛えていきます。 ◆アウトプットする機会を作る 英会話教室やオンライン英会話が人気なのは、独学では得られないアウトプットの機会を得られるからではないでしょうか。耳で聴いて理解はできるのに、会話ができないという段階に来ている人は英会話習得まであともう一歩です。溜め込んだ英語力をアウトプットし、恥じらうことなく英語を話す機会を増やすことで、英会話習得のゴールはぐっと近づいてくるでしょう。 この時、大切なのが非日常の自分であること、自信をもってコミュニケーションをとることです。英語を話している時は「アイコンタクト」「ジェスチャー」「スマイル」「自信のある声」「パッション」を意識して取り組みましょう。これだけでアウトプットの重要なポイントをクリアすることが出来るでしょう。失敗を恐れず、ポジティブマインドセットを意識し、アウトプットの練習に励んでみてください。 やみくもに聞き流すだけでは英会話は習得できない ~英語学習の基本はインプットとアウトプット~ 3の【実践することで身につく“リスニング”と“スピーキング”】で少し触れていますが、英語学習の基本はとにかく、インプットとアウトプット。これは英会話習得をするうえでとても重要なポイントです。日本人の多くがインプットの英語学習だけを繰り返し、アウトプットする機会を持たないまま、「どうして習得できないのだろう」「どうして話せるようにならないのだろう」と感じているのではないでしょうか。 ◆インプットとは? 英会話に必要な英単語数はどれくらいなのでしょうか。文部科学省によれば、日本の教育では中学卒業時で1,500語、高校卒業時で3000語程度を習得していると言われています。一般的に、英会話に必要な単語数としては2,000語とも、3,000語とも言われています。もし日本の厳しい受験勉強を乗り越えてきた方々であれば、簡単ではありませんが、決して難しい条件ではない数と言えるのではないでしょうか。 この数字を見て、インプットは既に十分だと感じる人、これからもう少しスキマ時間を使ってインプットが必要だと感じる人、とさまざまだと思います。 ここでお伝えしたいのは、そもそも日本の教育はインプットを中心とした学習スタイルだということ。 英語学習と言えば、「単語」「文法」と意識して受験勉強をしてきた私たちにとって、英語の基礎をインプットによって固めることは、さほど難しいことではないはずです。 このインプット型の学習をさらに進めることで、より語学の幅を広げ、専門的な知識へと進むことも出来ますので、日本語の学習と同様、終わりのない大切な基礎学習とも言えますね。 ◆どうやってアウトプットするの? では、アウトプット型の学習とは、どのようなものでしょうか。一言でお伝えするならば、アウトプット=コミュニケーション(スピーキング)です。英単語や文法の試験を受ければ高得点が取れるのに英語が話せない。これまでの日本の英語教育の限界はここにありました。しかし、時代も変わり、これからの子供たちはより世界を身近に感じ活躍していくでしょう。それに伴い、2020年から改革される義務教育における英語学習でも語られている通り、これからはコミュニケーションを重視した英語学習が必須となってきます。 これまで日本の教育の中で行われてこなかった、もしくは重要視されてこなかった“アウトプット”を実践することで、多くの方のコミュニケーション力は飛躍していくでしょう。 みなさんが実践できるアウトプット学習法はさまざまです。 ◆英会話教室 ◆オンラインレッスン ◆短期集中トレーニング などのプロと学ぶ学習は、安全、安心して学ぶことが出来ます。 少しハードルが高いかもしれませんが、積極性に自信のある方は、 ◆外国人観光客が訪れる地域での観光ボランティア活動 ◆外国人が多く訪れるバーなどでのコミュニケーション ◆休暇を利用し海外旅行へ出かける なども良いでしょう。 こちらは、コミュニケーションの相手がプロではないぶん、学習というより、あくまで「日常の延長線上で英語と触れる機会を増やす」と捉えたほうがいいかもしれません。 また、こうした「インプット」と「アウトプット」を繋ぐ方法として、「シャドーイング」という“”聞き取った英語をそのまま真似して発音するトレーニング”があります。 聞き取った英語をそのまま発音するには、話すときのリズムを覚え、リスニング力を鍛えてから、発音やリズム、単語の意味を考えながら発声していくため、まさにこの2つが同時に体感できるのです。 このシャドーイングを使った実際のトレーニング方法は、以下のリンクで紹介されています。ぜひ参考にしてみてください。 自宅で一人でも出来る!シャドーイングで効果的に英会話トレーニングしてみよう! https://english-bootcamp.com/how-to-shadowing/ 【動画教材集】シャドーイング100本ノック! https://www.youtube.com/playlist?list=PL4QXtrVyCe3595KWzOseq9r7VrSPm_ADZ 自身のレベルや生活リズムに合わせて、アウトプット学習を攻略していくことで、英会話習得のゴールを目指していきましょう。 まとめ:自分の生活スタイルにあった勉強法をまずは実践してみる 英語学習と言っても、その学習方法はさまざま。独学、英会話教室、オンライン学習、短期集中トレーニングなど、自身のライフスタイルやニーズにあった学習方法を選んで、まずはアクションを起こすところから始めてみてください。 なかでも、仕事で急に英語習得が必要になったり、短時間で効率よく英語を学びたい、アウトプットしたい、実践の英会話を習得したいなど考えている人は、この夏、短期集中トレーニングに挑戦してみるのはいかがでしょうか。 [まとめ] ・英会話習得には隙間時間の独学と日々の英語環境を作る事が大切 ・英会話習得成功のカギを握るポジティブマインドセットを意識する・独学でのインプット・英会話教室でのアウトプットを並行して行う ・ライフスタイルに合わせて、独自の学習法をみつける ・効率的にアウトプットを習得するなら短期集中トレーニングがおすすめ *参照サイト http://www.we-j.jp/blog/vocabulary.html https://e-student-ph.com/vocabulary-numbers-1340.html http://yuitaenglish.com/learning_english/8968/ http://blog.etn.co.jp/english-word-4/625.html

  • 『英語は20の動詞で伝わる』著者が語る「英語を話せる人のマインド」がスピーキングテストにも有効

    『英語は20の動詞で伝わる』の著者、佐藤洋一さんは、グローバル企業のビジネスパーソン向けに、英語学習コンサルティングに基づいたトレーニングを行なっています。 (さらに…) "『英語は20の動詞で伝わる』著者が語る「英語を話せる人のマインド」がスピーキングテストにも有効"

  • 最適な環境でSpeaking Testを受けるために必要な準備とは?

    PROGOSやVERSANTなどのオンラインでのスピーキングテストを受験する時に、どのような準備が必要なのか、気にされる方が多くいらっしゃると思います。 「今自分が持っている環境で十分なのか?」「何か追加で購入する必要があるのか?」と心配になりますよね。 実は、オンラインでのスピーキングテストはスマホ1台でも受験することが可能です。(VERSANTの場合は専用アプリのインストールが必要) ただし、スマホでの受験は画面が小さいことや集音の問題が発生する場合があるため、ベストな環境でスピーキングテストに挑むのであれば、パソコンを使用してヘッドセットやWebカメラを用意した方が良いでしょう。 また使用されているネット環境などによっても、テスト中に接続が切れてしまうリスクがあり、気にしておく必要はあります。 そこで今回は、ベストな環境でスピーキングテストを受験するために“必要な準備”について紹介します。 ベストな環境でスピーキングテストに臨めば、スコアアップの近道になるので、ぜひ受験日までに必要な準備をしてください。 集中出来る環境を用意する 当たり前と言えば当たり前なのですが、受験する際に使用する部屋の環境はとても大事です。特に雑音がある部屋での受験はとても危険です。問題文が一部音声で読まれるものもあるので、リスニングが上手くいかずに設問を落としてしまう危険性もあります。 さらにオンラインのスピーキングテストでは、発話の音声を解析してスピーキングの流暢さを判定しているため、声に雑音が乗ってしまうと上手く判定されず、実力よりもスコアを落とされてしまうかもしれません。 またテスト中は20分間何があっても中断することは出来ません。思わぬ割り込みが入らないか、入念にチェックしてからテストを開始しましょう。 スマホの電源は切っているか?宅配便が届く予定はないか?キッチンの火は止めているか?など、しっかりと確認が必要です。 パソコンまたはスマホ、タブレットを用意する 冒頭でもお話ししましたとおり、オンラインのスピーキングテスト自体はスマホ・タブレットでも受験が可能です。もし受験日までにパソコンが用意できない方は、スマホ・タブレットで受験するのもありかと思います。 しかしベストな環境で受験をするにはパソコンがお勧めです。ただしパソコンを使えばそれでOKということでもなく、パソコンにも使用前に注意すべきいくつかのポイントがあります。パソコンを使用して受験をする際には以下をご確認ください。 ・バッテリーは十分に充電されているか念のためにバッテリーコードを差した状態で受験するのが安全です。・余計なアプリケーションが立ち上がっていないか余計なアプリケーションが多く立ち上がっていると、PCのパフォーマンスが低下して音声の再生などが途切れてしまう危険性がありますので、なるべく全てのアプリを閉じた方が良いです。・ハードディスクの容量は十分にあるかこちらもハードディスクがフル状態になっていると、PCのパフォーマンス低下に繋がるので一応気にかけておきましょう。・音声の入出力は正常に行えているかテストの受験前にチェックテストが入るのですが、念のため事前にも確認しておきましょう。 ネット回線を用意する オンラインでのスピーキングテストにはネット回線が必須になります。音声だけのやりとりになりますので、そこまで通信量は多くありませんが、もし切断されてしまったら大変な事故になります。切断の心配が無い安定したネット回線を使用するのがベストでしょう。 もしスマホ・タブレットを使用して受験する場合は4G,5G,Wi-fiなどに接続する形になると思いますが、普段使っていて最も切断が少ない回線を選択した方が良いでしょう。 またパソコンを使用して受験する場合ですが、スマホ・タブレットのようにWi-fiに接続することも出来るのですが、ぜひ有線LANでの接続をお勧めします。有線LANですとモデムとPCをケーブルで繋げなければならないので、場所の制約が出来てきしまうかもしれませんが、もし可能でしたら有線LANを使用するのが無難です。 Wi-fi等に無線LANと比べて通信速度が速いだけでなく、電波障害などによって通信が遮断されるリスクが低いため、一瞬でも回線が落ちてしまうと事故になるスピーキングテストにおいて通信の安定性はとても重要です。 ヘッドセットを用意する 主にパソコンを使用しての場合ですが、スピーキングテストを実施する際にはヘッドセットを使用するのがお勧めです。理由としましては、パソコンに標準搭載されているマイクとスピーカーを使って受験することも可能なのですが、基本的にスペックが低めのものが多く、発音認識やリスニングで不利になってしまうからです。 どのようなヘッドセットを準備すべきかどうかは、周囲の受講環境や個人の好みによって判断することをおすすめします。特に周りの音が気になるような場所で受ける方は、パソコンに内蔵されたマイクでは周りの音や生活音を拾いやすいため、ヘッドセットの使用が特に必要です。ヘッドセットを使用すれば、自分の声がクリアに伝わるだけでなく、出題時にリスニングが必要なパートで英語ので音声をしっかり聞き取ることができます。 ヘッドセットの良い選び方につきましてはこちらの記事にまとめていますので、是非参考にして頂ければと思います。 https://speaking-test.com/?p=31 メモと筆記用具、飲み物を用意する スピーキングテストは始まると20分間髪入れず問題が進行していきます。途中で、「あっあれを用意しておくのを忘れた」となっても、パソコンの前から離れるわけにはいきません。テスト中に必要になりそうなものは事前に手の届く範囲に配置しておきましょう。テスト中にあると便利なものとして、まずメモと筆記用具があります。 例えばVERSANTテストのパートEにはリスニングした内容を自分でサマライズして、30秒で自分の言葉で伝え直すという出題があります。こういった場面で忘れやすい登場人物の名前や地名などを軽くメモしておけば、その後の回答がやりやすくなります。 また飲み物も重要です。スピーキングテストでは20分間でかなりの量の発声をすることになります。そうすると途中で喉の渇きによってコンディションが悪くなり、結果的に発話の流暢さで減点に繋がってしまうかもしれません。当然テスト中に立ち上がって飲み物を取りに行く時間はありませんので、事前に手元に用意しておくことが重要です。 発声練習をしておく オンラインのスピーキングテストでは、どういう訳か序盤のパートに発音のレベルチェックが出てくるという共通点があります。 ■TOEICスピーキングテストパート1:アナウンスや広告などの短い英文を音読します。■VERSANTパートA:8つの短い英文を音読します。■PROGOSパート2:表示された文章を発話します。 始まるとすぐに発音チェックが始まりますので、緊張や喉の詰まりなどで出だしからつまずいてしまうと、発音パートのスコアダウンだけでなく、その後のパートまで引きずってしまう可能性があります。もし時間があれば、スピーキングテスト前にある程度の発声ウォーミングアップをしておくことをお勧め致します。 発声ウォーミングアップに最も適切なのは「シャドーイング」と言われる発声練習になります。シャドーイングとは、聞き取った英語をそのまま真似して発音するトレーニングです。一見簡単そうにも思えますが、実際やってみると発話時の口の動きがとてもスムーズになります。イングリッシュブートキャンプのYoutubeチャンネルにもにもシャドーイング教材が大量にアップされていますので無料で実施可能です。ぜひこちらもご活用ください。「イングリッシュブートキャンプYoutubeチャンネル」https://www.youtube.com/c/EnglishbootcampTV まとめ いかがでしたでしょうか。オンラインのスピーキングテストは事前の準備によってスコアアップをより確実なものとすることが出来ます。全てを網羅するのは難しいという方でも、ぜひ出来ることから取り組んでいただけると良いかと思います。

  • オンライン英会話が快適に!お勧めのヘッドセットの選び方!

    最近ではリモート化が進み、業務でのミーティングなどもビデオチャットなどで実施する機会が増えているかと思います。英会話におきましても、オンラインレッスンを利用する方が増えてきておりますが、ビデオチャットのデメリットとしては、直接会話するよりも声が聞き取りにくくなってしまう場合があることが挙げられます。 英会話の音質を向上させるためにはヘッドセット選びが重要になりますが、値段の幅や形状の違いなど人によって好みも分かれてくると思います。今回はそのヘッドセット選びをどのようにするのベストなのかを解説していきたく思います。 ■ヘッドセットの形状は大きく分けて3つ ヘッドセットとは、ヘッドホンとマイクがセットになった音声機器になります。人の好みによってはヘッドホンとマイクは別が良いという方もいらっしゃいますが、ヘッドセットは一つの機器だけで「ヘッドフォン」と「マイク」を同時に装着出来ますので、準備に手間取らず、パソコンの前に「マイク」を置くスペースを作る必要もありません。使いやすさと手軽さを考えると、ビデオチャットにはヘッドセットがおすすめです。またヘッドセットと言ってもさまざまな形状があります。まずはそれぞれの特徴について解説していきます。 オーバーヘッドタイプ いわゆる通常のヘッドフォンにマイクが搭載された形になり、最もスタンダードなヘッドセットです。頭にかぶるだけなので脱着がとても楽に出来ます。モノラルヘッドセット(イヤフォンが片耳しか無いタイプ)もあり、こちらは比較的小型で軽く着け心地は良いのですが、長時間片耳だけを使用して会話しているとストレスを感じる方も多いかと思いますので、ステレオタイプ(両耳にイヤフォンが付いているタイプ)をお勧め致します。 また密閉型と開放型という2タイプもあり、どちらにも良し悪しがあります。 ①密閉型オーバーヘッドタイプ 【おすすめヘッドセット】 ロジクール G ゲーミングヘッドセット G433BK 密閉型は遮音性が高く、音に臨場感があります。また比較的低いボリュームでも鮮明に音を聞くことが出来ます。ただし外の音が遮断されている分、閉塞感を感じやすく、長時間使用していると疲労感を感じるという方もいらっしゃるかもしれません。 ②開放型オーバーヘッドタイプ 【おすすめヘッドセット】 ゼンハイザー ゲーミングヘッドセット オープン型 GSP 107 一方で開放型は、遮音性が低く外の音が多少入るため、閉塞感を感じることが少なく、カジュアルな音質で会話出来ることがメリットです。しかし同時に音漏れもしやすい設計のため、近隣に人がいる場合には適さないデメリットもあります。 これらはどちらが絶対におすすめということはなく、それぞれの特徴を踏まえてチョイスしていただければと思います。 イヤフォンタイプ 耳の穴に装着して使うイヤフォンにマイク機能が搭載されたタイプです。非常に軽く頭に装着するものも無いため、オーバーヘッドタイプだと頭の締め付け感が気になるという方にはお勧めです。またイヤフォンタイプにも主にカナル型とインナーイヤー型の2種類があり、こちらもそれぞれに良し悪しがあります。 ①カナル型イヤフォン 【おすすめのヘッドセット】 1MORE カナル型イヤホン E1009 カナル型のイヤホンは、耳栓型のイヤースピース(主にゴム素材が多い)を耳の中に入れるようにして装着します。外れにくく、密閉性が高いので音漏れも少ないほか、低音や細かい音の描写が聴き取りやすいことが特徴です。耳の中に入れ込む装着に慣れが必要な場合があり、長時間使用すると耳に違和感を覚える方もいるかもしれませんので注意が必要です。カナル型は最近のイヤホン市場で多くラインナップされています。価格も性能も幅広く、選択肢が多いのが魅力です。 ②インナーイヤー型イヤフォン 【おすすめのヘッドセット】 Linklike Classic 2 インナーイヤー型イヤフォン インナーイヤー型は、iPhone購入時に付属品で付いてくるあのイヤフォンで、耳の穴の入口部分にイヤホンのパーツをひっかけて装着するタイプです。装着感がとてもライトで疲れにくく、カナル型イヤホン特有の装着感・閉塞感が苦手な方におすすめです。しかし、接着面が少ないため外れやすいのと、外部の音が遮断できるカナル型に比べ音漏れがしやすい点にも注意が必要です。 イヤーフックタイプ 【おすすめヘッドセット】 Anpoow Bluetoothヘッドセット イヤーフックタイプは、主に耳の上にフックをかけて使用するヘッドセットです。モノラル方式のものが多く、非常に軽いのでほかの作業をしながら通話をするのに適しています。耳栓型のインナーイヤー・カナルタイプだと耳が痛くなるという人におすすめ。また耳との密着感が少ないため、音漏れしやすい形のものも多いので注意が必要です。音質よりも、とにかく装着感が軽いヘッドセットを使いたいという方は検討してみるのも良いかもしれません。 ■接続方式にも注意が必要? ヘッドセットには形状の違いの他に、接続方式も製品選びの重要なポイントになります。ヘッドセットの接続方法は、有線かワイヤレスかの2種類に分けられます。こちらにもメリットデメリットがありますので見ていきましょう。 ①有線タイプ 有線タイプのヘッドセットは、ワイヤレスと違って通信障害などによって接続が解除されないのがメリット。音声が途中で切れてしまう心配がありません。また、有線タイプはワイヤレスに比べ、低コストでも遅延がなく音質に優れているのが特徴です。 有線タイプのデメリットは、コードによって行動範囲が制限されることです。ずっとPCとコードによって繋がれている状態ですので、ほんの少しだけ離席したい場合でもヘッドセットを脱着しなければなりません。 ②ワイヤレスタイプ ワイヤレスヘッドセットは、Bluetoothを利用した接続が主流ですが、コードの煩わしさがないため、快適に通話を行えます。 デメリットは、場合によっては遅延が発生する恐れがある点です。遅延と言っても0.1秒以下の誤差と言って良い程度の場合が多いですが、相手の口の動きと声がズレていると少し気持ち悪い印象ですよね。また基本的にバッテリー駆動になりますので、長時間使用する場合は事前に充電もしておく必要があります。 有線タイプとワイヤレスタイプはどっちが良い? 有線タイプとワイヤレスタイプにはどちらも良し悪しがあり、こちらも個人の好みの部分もあると思いますが、無難に使用するのであれば有線タイプをお勧めしたいと思います。 理由としましては、ワイヤレスタイプには稀に通信障害などによって接続が解除されてしまう場合や、バッテリー切れによって解除されてしまうリスクがあります。オンライン英会話での切断はまだセーフかもしれませんが、もしVERSANTやプロゴスなどのスピーキングテスト中に数秒でも切断が起きてしまった場合は完全にアウトです。そういったリスクを回避する意味でも有線タイプを選ぶのが無難と言えます。また有線タイプの方が、音質などのスペックに対して、ワイヤレスタイプよりも安価なラインナップが豊富なのも魅力の一つです。 ■マイクの機能について ヘッドセットのマイクについては、価格帯などによって音質のクオリティが変わってきますが、ノイズキャンセル機能付きのマイクがおすすめです。ノイズキャンセル機能とは、人の声の周波数以外のサウンドをカットすることによって、聞き手側に部屋の空調の音や、車が通る音などが聞こえなくする機能です。もちろん無くても静かな部屋があれば問題ないですが、可能であれば是非ノイズキャンセル付きのマイクを選択したいところです。 ■ヘッドセットの選び方のまとめ いかがでしたでしょうか。ヘッドセットと言っても形状や機能などでとても多くの種類があります。製品のラインナップも多くて何を選べば良いか悩んでしまいがちですが、選び方のポイントをまとめますと。・自身が使いやすい形状タイプを選択しましょう。・有線タイプを選択することが無難でしょう。・マイクはノイズキャンセル機能付きであればなお良いでしょう。これらを参考にして頂き、ご自身に合ったベストなヘッドセットでオンライン英会話やスピーキングテストに望んでいただければと思います。

  • PROGOSテストを徹底解剖!抑えるべきポイントとは?

    「英語を勉強しているのだけれど、どのくらい話せるようになったか知りたい」 「英語を話せると思って採用したのに、実際には英語が使えず困った」 このように感じたことはありませんか?英語の資格試験で良いスコアや級を取得したとしても、実際に英語が話せるかは別問題だと言われています。 このような状況を改善するために、ビジネスの現場で使える英語力を判定する「PROGOS(プロゴス)」というスピーキングテストが2020年から開始されました。 これまで提供されていたスピーキングテストの多くは受験費用も高く、結果が分かるまでに時間を要していました。しかしPROGOSでは、安価な受験料、そして受験後24時間以内に結果が分かるスピード性を備えています。 企業としては、ビジネスの場面で英語が使える人材を発見することができ、受験者は就職や転職活動時のアピール材料として、あるいは英語学習のペースメーカーとしてPROGOSを活用することができます。 この記事では、PROGOSの概要やテストの構成、結果判定方法などについてお伝えしていきます。 PROGOSとは? PROGOSは、ビジネス英語を中心としたスピーキング力を測るテストです。 Progress(進捗・成果)とDiagnostic(診断)をかけ合わせて「PROGOS」と名づけられましたが、受験者のスピーキング能力を、AIを用いて短時間で的確に診断できるのが特徴です。 試験開始は2020年6月ですが、開始から1年で受験者数がのべ7万人を突破しました。 当初は、PROGOSの親会社である、オンライン英会話大手のレアジョブ会員のみが受験していました。しかし、法人利用が増えたことで、一気に受験者数が増えて認知度が上がったのです。 主な導入企業は以下の通りです。 画像:PROGOS公式ホームページより引用 PROGOSでは、AIによるレベル判定はCEFR(セファール)を日本基準に変換した「CEFR-J」をもとに行われます。 初心者レベルから順に「Pre-A1→A1→A1 High→A2→A2 High→B1→B1 High→B2→B2 High and above」となっています(※)。 結果返却時には、詳細なフィードバックも合わせて送られるため、今後どのような点に注意してスピーキング力を強化していけばよいかが分かるのも大きな特徴です。 ※CEFRとは、”Common European Framework of Reference for Languages”(ヨーロッパ言語共通参照枠)の略で、母国語や日常使用言語に関わらず、外国語の運用能力を同一基準で測定できる国際標準規格です。国境間の移動が多く、多言語で仕事などを行う機会の多いヨーロッパでは、各言語の能力をCEFRを用いて表します。たとえば、「私は英語はC2、イタリア語はB2、フランス語はA2です」と相手に伝えることで、コミュニケーションを取る際にどの言語を用いればよいかを判断する参考になります。 もっと詳しくPROGOSについて知りたい場合は、以下から公式動画をチェックしてみてください。 https://www.youtube.com/watch?v=UBBEu-PnqT0 PROGOSのテスト概要 それでは、PROGOSのテスト概要を見ていきましょう。 下の一覧表をご覧ください。 受験資格特になし料金自動採点版:税込550円採点官による手動採点版:税込3278円受験可能時間24時間いつでも受験時間20分間結果返却自動採点版:受験後24時間以内(最短2~3分)手動採点版:受験日から15営業日以内(レアジョブで受験の場合)使用可能デバイスパソコン、スマートフォン、タブレット出題内容ビジネス英語(インタビュー、音読、プレゼンテーション、ロールプレイなど)採点方法AIによる自動採点もしくは手動評価方法CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)を日本基準に変換した「CEFR-J」に基づき評価 上記の一覧表を見て頂くと分かるように、PROGOSの大きな特徴は「24時間いつでも」「どの場所からも」受験が可能で、AIによる自動採点の場合は結果返却まで最短2~3分と圧倒的に速いことが挙げられます。 なお、レアジョブ英会話の受講生は、受験費用が無料となります。詳しくは以下をご覧ください。 PROGOS受験費用(レアジョブ英会話受講生)ビジネスコース、中学・高校生コース会員毎月2回まで無料日常英会話コース会員毎月1回まで無料 PROGOSの問題構成 それでは、PROGOSの出題形式や構成について説明していきます。 内容問題数回答時間Part 1インタビュー(一問一答形式)10問各20秒Part 2音読8問各10秒Part 3プレゼンテーション1問60秒(準備別途40秒)Part 4プレゼンテーション(グラフや図を使用)1問60秒(準備別途40秒)Part 5ロールプレイ4問各30秒(準備別途40秒) PROGOSの問題例 それぞれのパートではどのような問題が出題されるか、以下で解説していきます。 Part1の問題例 短い質問を聞き、それに対して英語で答えます。20秒の持ち時間を目いっぱい使い、話を展開すると高評価につながります。 サンプル問題では、”When did you start working at your company?”(あなたの会社でいつ働き始めましたか?)という質問に対し、「何年前に働き始めたか」「何歳の時から働いているか」「入社後にどの分野の経験を身に付けたか」と話をふくらませて展開しています。 Part2の問題例 画面に表示された英文を音読します。発音はもちろん、イントネーションやアクセントについても判定されます。 Part3の問題例 与えられたトピックについて、1分間のプレゼンテーションを行います。60秒間をフルに使い、論理的にプレゼンテーションを展開しましょう。論理性以外に、文法の正しさや語彙力についても判定されます。 サンプル問題では、”Talk about the first business trip you took.”(あなたが初めて行った出張について話してください)というトピックが与えられました。 回答には、「いつ出張に行ったのか」「なぜ出張に行ったのか」「どうやって出張に行ったのか」の3点を含むように指示されているため、すべてを含むように話すことが必要です。 Part4の問題例 グラフや図から読み取れる内容について、分かりやすく説明していきます。サンプル問題では、ある会社のメルマガ購読者についてのグラフが示され、購読者層や人数の変化などについて述べるようになっていました。 Part5の問題例 提示されたトピックに関するロールプレイを行います。 サンプル問題では、”The speaker is talking to you about a business dinner with a client.”(話し手は、顧客とのビジネスディナーについて話をします)と書かれており、「準備すべきこと」「ディナー中の注意点について」話すように指示されています。 実際の質問は、「大切な顧客とのビジネスディナーがあるのだけど、どんなレストランに行くべきか?」というものでした。 自分の意見とその根拠を述べ、具体例も合わせて述べることができると高評価に繋がるでしょう。 もっと詳しく出題内容などについて知りたい場合は、以下から公式動画をチェックしてみてください。   結果はどのように表示されるのか? PROGOSの評価は、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に基づき、総合評価と6つの指標別評価が行われます。 PROGOSの受験者が多いレアジョブ英会話では、以下のような結果シートが提供されています。結果とともにフィードバックとして、学習アドバイスが記されているのも特徴です。 画像:レアジョブ公式サイトより引用 総合評価はCEFRを日本基準に変換した「CEFR-J」をもとに行われ、「Pre-A1→A1→A1 High→A2→A2 High→B1→B1 High→B2→B2 High and above」となっています。 自動採点方式の場合はB2レベルまでの表示となり、それ以上のレベルは試験官の手動採点方式のみとなります。 指標別評価の詳細は、以下の通りです。 指標別評価表現の幅(Range):使える文法、構文、語彙、フレーズの量正確さ(Accuracy):どの程度正しく文法・語法を使えるか流暢さ(Fluency):どの程度スムーズに英語が口から出てくるかやりとり(Interaction):意図する方向にどの程度意思表示できるか一貫性(Coherence):筋道の通った話し方の順序、言語選択音韻(Phonology):どの程度正しく発音 / イントネーション / 抑揚ができるか まとめ この記事では、ビジネスシーンでの英語スピーキング能力を測るテスト、PROGOS(プロゴス)についてご紹介してきました。 試験を受けようと思い立ったらすぐに受験でき、費用も手ごろなため、日頃の英語学習の成果をチェックするのにもとても有用と言えるでしょう。 また、企業でも採用や研修などで利用することで、就職希望者や社員の英語スピーキング力を的確に判断することができるようになります。 この記事が、PROGOSに興味のある方にとってお役に立てたら幸いです。

  • スピーキング力を向上させたい!多忙なビジネスパーソンが効率的に英語を学ぶ方法

    社会のグローバル化、企業の海外進出など、企業内で英語を必要とする業務が増え、英語スピーキングテストの需要が高まっている現代の日本社会。 ◆若い人には負けていられない! ◆これまでのキャリアを活かし、さらにキャリアアップをはかりたい! ◆ずっと英語を学びたいと思っていたけれど、まとまった時間がとれない ◆効率よく英語を習得したい そんな努力家で意欲的だけれど、多忙で英語を集中的に学ぶ時間がとれないビジネスパーソンにおすすめの英語勉強法をお伝えします 忙しい日々のなかで英語学習を続けるコツ 毎日の業務・残業で忙しいビジネスパーソンにとって、新たな挑戦や学びの障害になるのは継続的な時間の捻出です。無理な目標や計画を立てても続かないし、甘い目標では結果に繋がらない。そうして挫折をしてしまった苦い経験をお持ちではありませんか? ここでは、忙しい日々の中でも、モチベーションを維持し、目標に向かって取り組むために必要な実践方法やマインドセットをご紹介します。 英語学習に最も大切なことは「4つのトリガーを克服する」こと! まずは成功のためのマインドセットから始めよう。 英語学習を継続する上で、意外と重要なのがマインドセット。人のモチベーションを作り上げるうえで必要となる潜在的な思考や価値観は、知らず知らずのうちに自身に大きな影響を与えています。このマインドセットが前向きかどうかで、英会話学習への取り組み方も大きく変わってくるのです。 英語学習に失敗している人が潜在的に持っているマインドは、「プライドの高さや恥じらい」。これは多くの日本人が抱えるものかもしれません。子どもが初めての経験をする時、何度も間違え、繰り返し練習して習得するのと同様に、英語学習にも失敗、反復練習が必要なのです。 そこで意識して欲しいのが ◆英語に対してフラットであること(苦手意識を持たない) ◆失敗を恐れない ◆練習あるのみ ◆大胆なジェスチャーや外国人とのコミュニケーションに恥じらいを持たない まず第1に、「英語」というだけで、肩に力が入り身構えてしまい、知らず知らずのうちに苦手意識を持っている方は少なくありません。英語でも日本語でも、人とのコミュニケーションは世界共通です。相手の目を見て心で会話する。そんな心構えでリラックスして言葉のアウトプットをしていけば、多少の文法ミスは気になりません。「伝えたい」という強い気持ちがあれば、コミュニケーションはとれるはずなのです。 日本語で会話をしていても、言葉の使いまわしが違っていたり、漢字を間違えていたりすることがあるように、ネイティブであっても間違えることはあります。大人になると間違えることに臆病になり、一歩踏み出す勇気が持てない傾向にありますが、そういったネガティブなマインドセットを克服することで、世界は大きく広がっていきます。「教科書のような正しい英語を話す」のではなく、「相手とコミュニケーションをとる」という姿勢で英会話に臨めると良いでしょう。 次に、英会話習得への近道は「練習あるのみ」です。英会話はフィジカルトレーニングなので、スポーツ同様とにかく反復練習し、身体になじませることが大切です。また、繰り返し練習することで、「ミスをする」ことに対する不安も薄れ、自信をもってアウトプットすることができるようになります。何事も頑張った自負があればあるほど、人は自信をもって行動できます。ポジティブなマインドセットを持つためには、自信を持てるくらいの努力は欠かせないと言うことです。 最後に、英語を話す時の自分は普段とは違う「新しい自分」と捉えて、思い切ってコミュニケーションをとることを心がけましょう。相手の気持ちや状況を見極め、相手を尊重し、言葉を控えてしまう日本人とは異なり、英語圏の人は自分の意見を相手に伝えることを大切にしています。「郷に入れば郷に従え」とあるように、英語を話す時は非日常の世界にいる自分を存分に楽しんでみるのはいかがでしょうか。ポジティブな思考=ポジティブマインドセットを意識して、思い切って英語学習に取り組んでみてください。 マインドセットを外したら、現状を知ることから。 今の英語力から目標達成までの距離を測る 独学で英語を学習する場合、初めに取り掛かりたいのが「自身の実力を把握する」こと。自分の現在の立ち位置を知ることで、目標やその過程を見定めることができます。過去に受けた英語検定の階級などを目安にすることもできますが、自分の英語能力を知っている人は多くはないはずです。 簡単にWEB上で英語力を診断する方法として、オンライン上での英語力診断などがあります。 【NHK 英語力測定テスト2021】 【ケンブリッジ大学 レベルチェックテスト】 【アルク 英語レベル診断テスト】 【ベルリッツ ビジネス英語力診断】 より詳しい実力を把握したいなら、おすすめなのがTOEICの受験です。英語検定と違って点数で実力が確認できるので、学習を始める前の自分のレベルを把握するのにとても便利です。 【TOEIC】 またTOEICの受験後に英語を学びはじめ、目標が見えてきたところで再度受験をしてみると、どの程度の成長が見られたのかが確認できます。最終的に目標点数を定めるなど、モチベーションを上げる手助けにもなり、自身のレベルアップの指標にしやすいのではないでしょうか。 24時間英語漬け。デイリーに英語が入ってくる環境をつくる 次に考えたいのは、「日常生活の中に英語を取り入れ、英語に触れる機会を増やすこと」です。身近にネイティブの同僚や友人がいるなど好環境が整っている場合は、積極的にコミュニケーションを取り、英語に慣れるのが近道ですが、そういった環境にあるのはごくわずか。多くの人は自身で模索しながら環境作りをしていると思います。ここで大切なのは、英語を勉強する!と気合を入れてするのではなく、気負わず自然に英語に触れられる環境を作っていくこと事です。自分に厳しく真面目な人にありがちですが、毎日の自分へ課したノルマが負荷となり、長く続かないケースも多く見られます。長く続けるためにはストレスなく楽しみながら自然に英語に触れるという無理のない環境作りが重要なのです。 ここではこれから英語環境を作りたい人におすすめの無理なく出来る英語学習方法をいくつかご紹介します。 ◆海外のラジオやテレビ番組をかけ流す ◆スマホや携帯アプリを利用し、毎日届く英会話メルマガなどで単語やセンテンスを学ぶ ◆お気に入りの参考書を読む ◆お気に入りの英語絵本や録画した幼児番組を観る ◆自宅の目に入りやすい場所に、日常のセンテンスをオシャレに貼りだしてみる ◆毎日1行、英語で日記をつけてみる 実践できそうなものから無理なく取り入れてみてはいかがでしょうか。 時間をコントロール。毎日効率的に英語と触れるためのスペースをつくる 上記で英語環境の作り方をご紹介しましたが、1日の中でこれだけの内容を取り入れるのは少しハードルが高いと感じてしまうかもしれません。ここでは、どのようにすれば効率的に英語環境を取り入れることができるのか、いくつかご紹介しましょう。 ◆ラジオやテレビ番組、参考書を取り入れる 何かするときのBGM代わりに、あるいは時間のある時にパラパラとめくる絵本のように、日常の合間に英語学習を取り入れることで、ヒアリング力が鍛えられ、英語が体に馴染みます。「スキマ時間」として考えられるのは、通勤の電車や車での移動中、あるいはお風呂の中での半身浴タイムなど。こういった時間を利用して、英語のラジオやテレビをかけ流したり、参考書を読んだりしてみてください。一定期間が過ぎると、無意識のうちに英語力がついている自分に驚くことでしょう。 ◆スマホアプリを利用する スキマ時間を有効活用するもう一つの方法として、休憩時間や待ち時間などスマホを手に取るタイミングで、英語学習アプリを開いてみるのはいかがでしょうか。毎日1つのセンテンスを学ぶだけでも1週間になれば7つ、1カ月になれば30ものセンテンスが学べます。楽しくなると数も増えていきますよ。 ◆英語絵本や乳幼児番組を取り入れる 休日は子育てなどに奔走しており、時間がないという方であれば、子ども向けの絵本や番組を英語が使われたものに置き換えてみてはいかがでしょうか。寝る前の数分を利用して気軽にできるので、ハードルが低くてとりいれやすく、英語の基本を身に付けるのにはぴったり。スキマ時間やリラックスタイム、就寝前の少しの時間を利用し、気負わず時間管理ができると、継続しやすいですね。 ◆毎日1行、英語で日記をつけてみる 自分の頭の中にある言葉を英語に変換してアウトプットするには日々の訓練が必要です。ビジネス英会話の場面で、とっさの問いかけにスムーズに応えられるよう、日頃からアウトプットの練習をしておくことはとても大切です。その訓練として自分の気持ちを書き出す英語日記は最適と言えるでしょう。 日記は自身の体験した出来事を記録するため、話題に欠くことはありません。毎日の生活の中で起こった些細な出来事を英語にする練習を繰り返すことで自然とアウトプットのトレーニングになります。ただし、英語日記では間違えた文法などを使用していたとしても、誰かが添削をしてくれるわけではないので「文法学習」という意味では完全ではありません。そのため、あくまでも気持ちを英語で表現するためのトレーニングと捉え、アウトプット習得に欠かせない反復練習を継続してみましょう。 スマホのアプリを利用すれば、スキマ時間で訓練が出来ますし、就寝前の穏やかなひと時を利用してペンを執るのも、ライティングスキルの向上になってより良いでしょう。 ●アルク 英語日記ドリル https://ec.alc.co.jp/book/7011089/ ●アルク 英語日記ドリル アプリ版 http://www.applefan2.com/22505 ビジネス英会話を学ぶ方法 英会話の学習とひとくくりに言っても、初歩的な英会話からビジネス英会話レベル、資格取得などさまざま。ここでは、ビジネスの場面で役立つ英会話の習得を目指す人へ向けての、学習方法をお伝えします。 ビジネス英語はこれで完璧! 常に持ち歩きたいバイブル本3選 英語の学習と言ったらまずは参考書!と意気込んで本屋さんへ行きますよね。語学コーナーの棚を目の前に、参考書の数の多さに圧倒され、何を買ったら良いのか迷ってしまう。そんな経験をしたことはありませんか? そんな方へおすすめしたいのが、この3冊です。 1. 英会話だけでなくメール作文にも対応。ビジネス英語の参考書のバイブル 【英文ビジネスEメール 実例・表現1200[改訂版]】 会話だけでなく、メールでのやり取りで失敗しないための1冊。ビジネスにおけるさまざまなシーンを想定した実例集なので海外とのやりとりもこれでばっちり。 2. あらゆるビジネスシーンを想定した、時短「英会話学習」の決定版 【同僚に差をつける!毎朝10秒の英語レッスン】 留学経験なしでTOEIC満点をとった有子山博美さんの著書。ビジネスに役立つ「電話応対」「ミーティング」「プレゼン」のフレーズが300選! 会話でのやり取りに心強い1冊です。 3. NHKの人気英語講師が教える本当にビジネスで使える英会話本 【英語ペラペラビジネス100】 NHK教育テレビの人気語学講座で講師を務めてきたスティーブ・ソレイシーの著書。ビジネスを成功させるコミュニケーション力を磨くのに最適です。 日常での簡単な英会話と、ビジネスシーンでの英会話は少し違います。日本の“口語と敬語”のように大きくは変わりませんが、取引先との会話は失礼がないようにと慎重になるものですよね。今回、ご紹介した3冊からビジネスメール文書の作り方、電話応対やミーティングに役立つフレーズを習得し、同僚も驚くビジネス英会話を披露しましょう! いつでもどこでも英語が学べる学習アプリ4選で会話力を磨く! 隙間の時間を使って英語を学習する場合、常に手元にあるスマホのアプリを活用するのも効果的。時間や場所を選ばない学習方法は、忙しいビジネスパーソンにぴったりです。 ヒアリング力を鍛えるための視聴アプリや、ゲーム感覚で楽しめる学習アプリ、ちょっと調べたい時に助かる辞書アプリなど、英語学習をする上で、携帯に入れておくと便利なアプリをご紹介します。 1. 著名人のビジネス英語を聞いて“耳を慣れさせる” 【TED】 毎年カナダで行われている世界的な講演会「TED Conference」の講演内容が視聴できる公式アプリ。世界中の著名人やさまざまなジャンルの講演をネット上で視聴できるのでグローバル派なら押さえておきたいところです。(日本語字幕から慣れていくのも手です) 2. ゲーム感覚で手軽に、気軽に勉強できる 【Duolingo】 ゲーム感覚で英語学習ができ、スキマ時間での学習に便利なアプリ。英会話、リスニング、英単語など総合的に学べるので、英語アレルギーのある方はまずはここから始めてみては。 3. ネイティブの放送をBGMに本場の英語に触れる 【英語ラジオ - アイエルツ トーフル】 英語圏の国のラジオが聴けるアプリです。バックグラウンドで動いてくれるので、「ながら聞き」にも最適。毎日数分からネイティブの英語を聴いて英語脳を手に入れましょう。 4. 忘れた時に役に立つ英語の辞書ツール 【アルク 英辞郎 on the WEB】 語学教育のアルクが作った辞書アプリ。忘れてしまった単語のスペリングチェックや初めて聞いた単語をパッと調べることができ、とても便利です。 アプローチはさまざま! 自分ライクなスタイルで始めたい英会話教室6選 独学での英語学習では不安があるので、プロの力を借りて学習したい! と考えている人も多いかと思います。そこで「英会話教室を学習の場としよう」となった場合、何を基準にどんなところを選べば良いのかが重要になります。 それぞれの生活習慣や、英会話にかける費用、他者とのかかわり方などによって選ぶ教室は異なってくるかと思います。ここではさまざまなスタイルの英会話教室の特徴をご紹介します。ぜひ自分に合った学習の場を見つけてみてください。 1.【大手フランチャイズ型 英会話教室】 全国に教室を数多く持つ大手フランチャイズ型の英会話教室なら、教材の質や講師のレベルが安定しているので安心して通いやすいという利点があります。 デメリットとしては、他と比べて少し受講料が高めな傾向にあるようです。 2.【個人経営 英会話教室】 決まったカリキュラムがないので、受講生の希望や質問に合った内容で進めてくれるところが多いのが個人経営の英会話教室の魅力といえます。 デメリットとしては、教室によって内容に差があり、自分の求める学習ができているかどうかの判断が付けにくいところです。 3.【マンツーマン・プライベートレッスン】 レッスン場所が、自宅・講師の自宅・カフェなど選べて便利な点や、1対1のレッスンなので他者への気遣いや待ち時間が不要で、時間を有効に使うことができるのが特徴です。 デメリットとしては、受講料の相場がわかりづらい点が挙げられます。 4.【インターネットのオンラインレッスン】中・上級者向け 無料のものから格安のものまであり、価格が比較的安くて気軽に始めやすいのが魅力。インターネットの環境さえあれば、自宅でも会社でも場所を選ばずレッスンができるのも便利です。 デメリットとしては、教材がないのがほとんどでフリートークが主体となるので、講師により内容に差が出やすく、フリートークが苦手な人にはあまり向かないかもしれません。 5.【英会話カフェ】中・上級者向け 料金が回数券式なところが多く、決まった曜日、決まった時間に教室に通いにくい人におすすめ。オシャレなカフェなどで行うため、緊張せずにリラックスして会話を楽しむことができます。 デメリットとしては、オンラインレッスン同様、教材がないことが多く、フリートークが苦手な人にはあまり向かないかもしれません。 6.【短期集中型トレーニング】 ある程度英語の知識が身についているはずなのに、うまく会話ができない、スピーキング力を鍛えたい、短期集中で学びたいという人に最適なレッスンです。「間違えてもいいからとにかく話す」など、マインドセットを変えて練習する場所が欲しい人が受講することで、英会話習得のゴールが見えてきます。 デメリットとしては、一度に支払う受講料が高額なこと。けれども短期間で効率よく習得できるトレーニングと考えれば、コストパフォーマンスは高いと言えるかもしれません。 実践することで身につく“リスニング”と“スピーキング” 独学での英語学習方法についていくつかお伝えしてきましたが、実践が重要な“リスニング”と“スピーキング”を独学で学ぶのは困難に感じる方も多いでしょう。そこで独学で英語学習する際に、気をつけたいリスニングとスピーキングの実践法をご紹介します。 ◆英語学習の基本は、インプットとアウトプット。 既に独学を一定期間続けている人は、多くの単語のインプットを終えて、次の段階へステップアップするタイミングを迎えているかもしれません。耳で聞く(リスニング)学習は英語脳になるための学習ではありますが、頭の中で理解はできているのに、それに反応できない=アウトプットできないという壁にぶつかってしまいます。 多くの日本人が苦手意識を持つスピーキング。これはインプットと並行して、アウトプットする学習をしている人が少ないからと言えます。 ◆独学は声に出して勉強してみる 自宅でのTV番組やラジオ番組を使って英語学習をしている時、インプットしたフレーズや単語を反復してみてください。“耳で聴く”、“目で見る”だけでなく、“自分の声で聴く”を取り入れることにより、さらに効果的な学習をすることができます。 恥じらいを捨て、聴いたままの発音で発声していくことで英語脳を鍛えていきます。 ◆アウトプットする機会を作る 英会話教室やオンライン英会話が人気なのは、独学では得られないアウトプットの機会を得られるからではないでしょうか。耳で聴いて理解はできるのに、会話ができないという段階に来ている人は英会話習得まであともう一歩です。溜め込んだ英語力をアウトプットし、恥じらうことなく英語を話す機会を増やすことで、英会話習得のゴールはぐっと近づいてくるでしょう。 この時、大切なのが非日常の自分であること、自信をもってコミュニケーションをとることです。英語を話している時は「アイコンタクト」「ジェスチャー」「スマイル」「自信のある声」「パッション」を意識して取り組みましょう。これだけでアウトプットの重要なポイントをクリアすることが出来るでしょう。失敗を恐れず、ポジティブマインドセットを意識し、アウトプットの練習に励んでみてください。 やみくもに聞き流すだけでは英会話は習得できない ~英語学習の基本はインプットとアウトプット~ 3の【実践することで身につく“リスニング”と“スピーキング”】で少し触れていますが、英語学習の基本はとにかく、インプットとアウトプット。これは英会話習得をするうえでとても重要なポイントです。日本人の多くがインプットの英語学習だけを繰り返し、アウトプットする機会を持たないまま、「どうして習得できないのだろう」「どうして話せるようにならないのだろう」と感じているのではないでしょうか。 ◆インプットとは? 英会話に必要な英単語数はどれくらいなのでしょうか。文部科学省によれば、日本の教育では中学卒業時で1,500語、高校卒業時で3000語程度を習得していると言われています。一般的に、英会話に必要な単語数としては2,000語とも、3,000語とも言われています。もし日本の厳しい受験勉強を乗り越えてきた方々であれば、簡単ではありませんが、決して難しい条件ではない数と言えるのではないでしょうか。 この数字を見て、インプットは既に十分だと感じる人、これからもう少しスキマ時間を使ってインプットが必要だと感じる人、とさまざまだと思います。 ここでお伝えしたいのは、そもそも日本の教育はインプットを中心とした学習スタイルだということ。 英語学習と言えば、「単語」「文法」と意識して受験勉強をしてきた私たちにとって、英語の基礎をインプットによって固めることは、さほど難しいことではないはずです。 このインプット型の学習をさらに進めることで、より語学の幅を広げ、専門的な知識へと進むことも出来ますので、日本語の学習と同様、終わりのない大切な基礎学習とも言えますね。 ◆どうやってアウトプットするの? では、アウトプット型の学習とは、どのようなものでしょうか。一言でお伝えするならば、アウトプット=コミュニケーション(スピーキング)です。英単語や文法の試験を受ければ高得点が取れるのに英語が話せない。これまでの日本の英語教育の限界はここにありました。しかし、時代も変わり、これからの子供たちはより世界を身近に感じ活躍していくでしょう。それに伴い、2020年から改革される義務教育における英語学習でも語られている通り、これからはコミュニケーションを重視した英語学習が必須となってきます。 これまで日本の教育の中で行われてこなかった、もしくは重要視されてこなかった“アウトプット”を実践することで、多くの方のコミュニケーション力は飛躍していくでしょう。 みなさんが実践できるアウトプット学習法はさまざまです。 ◆英会話教室 ◆オンラインレッスン ◆短期集中トレーニング などのプロと学ぶ学習は、安全、安心して学ぶことが出来ます。 少しハードルが高いかもしれませんが、積極性に自信のある方は、 ◆外国人観光客が訪れる地域での観光ボランティア活動 ◆外国人が多く訪れるバーなどでのコミュニケーション ◆休暇を利用し海外旅行へ出かける なども良いでしょう。 こちらは、コミュニケーションの相手がプロではないぶん、学習というより、あくまで「日常の延長線上で英語と触れる機会を増やす」と捉えたほうがいいかもしれません。 また、こうした「インプット」と「アウトプット」を繋ぐ方法として、「シャドーイング」という“”聞き取った英語をそのまま真似して発音するトレーニング”があります。 聞き取った英語をそのまま発音するには、話すときのリズムを覚え、リスニング力を鍛えてから、発音やリズム、単語の意味を考えながら発声していくため、まさにこの2つが同時に体感できるのです。 このシャドーイングを使った実際のトレーニング方法は、以下のリンクで紹介されています。ぜひ参考にしてみてください。 自宅で一人でも出来る!シャドーイングで効果的に英会話トレーニングしてみよう! https://english-bootcamp.com/how-to-shadowing/ 【動画教材集】シャドーイング100本ノック! https://www.youtube.com/playlist?list=PL4QXtrVyCe3595KWzOseq9r7VrSPm_ADZ 自身のレベルや生活リズムに合わせて、アウトプット学習を攻略していくことで、英会話習得のゴールを目指していきましょう。 まとめ:自分の生活スタイルにあった勉強法をまずは実践してみる 英語学習と言っても、その学習方法はさまざま。独学、英会話教室、オンライン学習、短期集中トレーニングなど、自身のライフスタイルやニーズにあった学習方法を選んで、まずはアクションを起こすところから始めてみてください。 なかでも、仕事で急に英語習得が必要になったり、短時間で効率よく英語を学びたい、アウトプットしたい、実践の英会話を習得したいなど考えている人は、この夏、短期集中トレーニングに挑戦してみるのはいかがでしょうか。 [まとめ] ・英会話習得には隙間時間の独学と日々の英語環境を作る事が大切 ・英会話習得成功のカギを握るポジティブマインドセットを意識する・独学でのインプット・英会話教室でのアウトプットを並行して行う ・ライフスタイルに合わせて、独自の学習法をみつける ・効率的にアウトプットを習得するなら短期集中トレーニングがおすすめ *参照サイト http://www.we-j.jp/blog/vocabulary.html https://e-student-ph.com/vocabulary-numbers-1340.html http://yuitaenglish.com/learning_english/8968/ http://blog.etn.co.jp/english-word-4/625.html

  • 『英語は20の動詞で伝わる』著者が語る「英語を話せる人のマインド」がスピーキングテストにも有効

    『英語は20の動詞で伝わる』の著者、佐藤洋一さんは、グローバル企業のビジネスパーソン向けに、英語学習コンサルティングに基づいたトレーニングを行なっています。 (さらに…) "『英語は20の動詞で伝わる』著者が語る「英語を話せる人のマインド」がスピーキングテストにも有効"